私の好きなおもちゃと絵本のコーナー

  ここではざっくばらんにこれまでの思い出に残っている作品を紹介していきます。

絵本の巻

 

 紹介作品

作者・発行元・
購入年月

     コメント   日にち

ルドヴィッヒ・ベーメルマンス
作・画
瀬田貞二 訳

福音館書店

1973年初版

わが家のお気に入り絵本のひとつ。このシリーズはほとんどそろえてある。ただ、お気に入りすぎて二冊目になってしまった。さらには洋書コーナーで未翻訳のも購入してある。辞書なしでは読めないのが悲しい。シリーズの中でも犬がまいごになるこの本がいちばん気に入っていて、マドレーヌと一緒にはらはらしてしまいます。

ヘルツィーコバーさく/ミレル
ちの えいいち
やく

偕成社

1980年5月

そのアニメーションのようなタッチが気に入っています。他にもこのミレルさんの本は「もぐらと自動車(福音館書店)」などひろばにいくつかそろっています。これは犬好きな二女のお気に入りのひとつでした。

ぶん・ながさき げんのすけ

え・すずき よしはる

国土社

1973年5月

絵本集めが始まった頃、この鈴木義治の絵に引かれていた。絵本の中身より、その絵だけで買っていた気がする。ぜいたくなコレクションです。

よしだ ていいち・ぶん

わかやま けん・え

佼成出版社

1979年10月

歌のようにリズミカルな文章が続き、べったりした素朴な絵とよくマッチしている。まっかな夕焼けに、なぜか昔見た風景を思い出す。

ぶん・かんざわとしこ

え・にしまき かやこ

偕成社

1978年11月

今や絵本のベストテンにも入りそうな超有名な作品。当時もそんな評判で買ったかも。それにしてもよく読まされました。何でも自分でやりたがった長女の「ブンジ マ」(自分でするから、じゃましないで)という言葉を思い出します。

田島征三 文と絵

偕成社

1977年12月

長女の本好きは幼少のときからの絵本浸けから始まっている。なかでもこの絵本は何回も読まされたが、すぐ話しの中にのめり込んでしまうのだろう、絵本の中のふきの葉の上におしりをのせてすべりだいにしていましたから。田島征三さんに長女の似顔絵きのサインをもらった希少本です。

灰谷健次郎・作

長谷川修平・絵

あかね書房

1981年3月

灰谷作品は自分の中でも評価が分かれる。「兎の眼」が最初に進められた本だが、評判ほど感動しなかった。学校の現場を知るにつれ、どこかに不自然さを感じてしまったからかもしれない。ただ、この作品は障害のある子の立場そのものに立って無理なく表現していると思う。長谷川修平の絵もいい。

司 修/司 真実 ぶん・え

小峰書店

1980年1月

毎週のように娘に絵本を買い続け、いつのまにか絵本図書館になりつつあった頃、その「はるの子からなつの子」という民話調の語りとしっとりとした絵にひかれた作品。

谷川俊太郎 作

安野光雅 絵

銀河社

1977年8月

 

安野光雅のコレクションが始まったのはいつ頃だろう。子どものためというより、そのセンスと繊細な画風にひかれ、今もほとんどの作品を集め続けている。この作品はまだ集めはじめの頃でページをめくるたびに「ウワー」という感動をおぼえた気がする。

バージニア・リー・バートン

岩波書店

1954年4月

たしかアニメにもなっていた気がしますが、「ちいさなおうち」なのに、都会の汚れた文化とじっとひとりでたたかっている勇気を感じて心から応援したくなります。古い本なのに、今の時代にもちいさなおうちのつぶやきを聞かせたいものです。

              11/5/02

さとう わきこ

偕成社

1980年3月

クラスでなんども読み聞かせ、読みとりに使った絵本。お月さまをチーズとまちがえて、ずっと追いかけながら、天気や季節のうつろいの中でただ見守ってくれる相手としてお月さまを感じるねずみくん。そんな気持ちの変化がとてもあたたかい気分にしてくれます。

              11/5/02

筒井 頼子さく

林 明子え

福音館書店

1979年5月

 

林明子の作品はすべて紹介したいところですが、あえてこの本を選びました.わが家にも次女が誕生し、まさにこの絵本の光景が思い出と重なります.そして、二女の名前も「あきこ」と名付けました.             7/26/05

長 新太 作・画

福音館書店

1976年1月

普及版1981年6月

先日作者の訃報を聞きました.絵本と言えばこの人の名前ははずせません。急いでわが家の本棚から彼の作品を集めたら10冊以上になりました。中でも薄い月刊のまま何度も読み聞かしていたのがこの本。「ごろごろにゃーんとひこうきがとんできました」の繰り返しがうけていました。           7/26/05

たにかわしゅんたろう さく

もとなが さだまさ え

文研出版

すでに成人した娘に受け、クラスのダウン症の子たちにも毎日のように読み聞かせた本。心地よいリズムとだいたんなフォルムは障害の差を越えてしまうようです.同じ本が今でも本屋にしっかり並んでいるのにちょっとほっとします。

えとぶん にしまきかやこ

こぐま社

1969年

わたしたちが子育てをはじめた頃、新しい児童書、絵本が続々と発表されてきました.それに合わせるようにわが家のコレクションも増えてきました.この本も息の長さが良書の証明になっています。ワンピースの模様が次々に変わるところはおもちゃの発想に通じるものがあります。

おもちゃの巻

紹介作品 購入年・制作会社・デザイナー コメント

ステッキマイケル

NIC社 たくさんあるひろばのコレクションの中でもいちばん気に入っている作品.パーツを丸棒に適当に差し込むだけで、様々なバリエーションの顔の人形になります.そのシンプルさに感激。7/26/05

セラ

 

1999年11月

ネフ社

ピエール・クラーセン

彼の作品の中でも、最も美しいと思う作品。グラデーションのカラーもにくい。これを自在に操る相沢さんの技も素晴らしいが、眺めているだけで満足するのは負け惜しみか。7/26/05