ひろば通信2002−7

 ひろば 14日 工房 13日
 ・発行 おもちゃのひろば
 ・TEL&FAX 052-834-1986

◇夏休みを前に超多忙な毎日を送っています。この年になるとふだんのペースが変わるとすべてに影響します。習慣とは恐ろしいもので、このひろば通信もいつもより一週間早く編集することになりましたので、思うように筆が進みません。日常の体内時計がもうすっかり固定しているのかもしれません。しかもいろいろな準備をいつもギリギリにしますので、さらに余裕がないのです。
◇今回は趣味悠々の番組出演に伴って、そのテキストづくりが先日まで工房でありました。9回で木のおもちゃづくりを紹介する内容ですが、私の出番は最初に糸のこを使った合板恐竜づくりから。モデルはやはりティラノサウルスが選ばれました。その後、いきなり観覧車づくりをします。自分でもまだ2作ぐらいしか作っていないので、その制作過程はうろ覚え。少しずつ思い出しながら、短時間で撮影するために途中経過の作品も用意します。つまり料理番組のように、間をとばしていくのです。それでもその日は撮影終了が九時過ぎ。午後職場を途中から抜け出しての撮影が続きます。そして、番組の最後は静岡の相沢さんの「アイソモ」という平面パズル。その制作も私が担当することになり、糸のこでネフ社の製品に挑戦しました。その後ひろばの風景を取ってとりあえずテキストづくりは終わりました。番組では私のほか、松本の小松さん、東京の中井さんというおもちゃ作家がそれぞれ作品づくりを紹介します。テキストだけでも楽しいものになりそうですが、でもどうして平日にここまでするのでしょうね。
◇ 夏休みに入ると今度は本番のテレビ撮影があります。しかも放映は秋なので長袖シャツを着て取るそうです。その間をぬって展示会が3カ所あり、これまでなく忙しい夏です。
・ 7/31〜8/4 いわき市にて「組み木フェスティバル」
・ 8/1〜25 春日井市で「木のおもちゃの魅力展」
・ 8/11〜31 南図書館で「動物組み木と木のおもちゃ展」
◇その展示会のひとつは春日井の文化フォーラムで行われます。かなり広い会場を6人の作家で埋めますので、新旧取り混ぜて、ほとんどの作品を展示します。ふだんひろばの奥に眠っている作品も起こしますので、ぜひ見に来て下さい。
◇今月の新着おもちゃは、あまりに人気のある「マーブルすくい」をもういちど購入しました。夏休み前の特別貸し出しなので、今月からどうぞ。もうひとつはネフ社の「キュービックス」。セラ、アングーラと並んでネフならではのすぐれた作品です。じっくり味わってみて下さい。来月は夏休みでひろばはお休みですが、返却のみ受け付けますので8/31までにひろばへ届けて下さい。9月から新規にスタートしたいと思います。
◇ベストセラーらしい『あらしのよるに』の絵本を読みました。一巻で終わるはずが、ファンの声で六巻まで続いた雰囲気が分かりました。書店で立ち読みし、そのまま全部買ってしまいましたから。オオカミとヤギという食う食われる関係の間に芽生えた友情、絆が安っぽくなくリアルさを交えて、うまく展開していますので、つい読んでしまいます。ラストは悲しいですが、どこか清々しさをただよわせています。いろいろな解釈ができるところもいいですね。
      
     ■9月の予定
 
  ひろば 15日   工房 14日 

     暑中お見舞い申し上げます