ひろば通信2002−12

 ひろば 15日 工房 7日
 ・発行 おもちゃのひろば
 ・TEL&FAX 052-834-1986

◇ついにというか、また12月がやってきました。カレンダーも最後の一枚を残し、近づいてくるクリスマスを前に、おもちゃとつき合う者にとってはいちばん大きな比重を占める月になります。ところが、今年はクリスマス飾りを出す暇もなく、枯れてきた花壇の手入れもままなりまワせん。気分的には、テレビの放映も終わりゆっくりと次の作品の構想を温めたいところですが、今は、来夏に予定した「創作おもちゃフェスティバル」の会場探しや企画のプランづくりで手一杯。まさに師走です。こんなコメントを毎年書いている気がしますが、とにかく今年は尋常ではありません。振り返ってみても、新しい作品は先月紹介した「ちいさなおうち」といくつかの生き物シリーズのみ。何ともさびしい年で終わりそうです。その分、このフェスティバルの先行きが決まれば、新作を並べられるよう頑張って見るつもりです。
◇書店をのぞくと、ハリー・ポッターのシリーズと並んで、クリスマス関係の本が並んでいます。そこでふっと手に取った本が『34丁目の奇跡』実はかわいいUFOの登場する映画の原作と勘違いていたのですが、これまで読んだクリスマス本の中で最も感動してしまいました。電車の中で読み切ったのですが、顔を上げるのも恥ずかしいくらいでした。サンタを自称する初老の人物が百貨店の偶像に甘んじつつ、人を変え、世の中を変え、でもやがて裁判にかけられますが・・・。映画と同時に原作が発表され、まさに映画にはぴったりでリメイクもされています。思わず英語の原作も注文してしまいました。そしてすぐビデオ鑑賞。やはり何かと同じで本からの印象の方が上でした。
◇ 本と言えば、久しぶりに林明子さんの絵が出ました。文は征矢かおるさんで『なないろ山のひみつ』(福音館書店)。何と娘さんのデビュー作だそうです。昨年のカレンダーに使われていた絵で、主人公のさちという女の子が山の一大事を救うストーリー。山が大好きな女の子にわが子の幼き頃をダブらせ、こんな感性を持つ子どもたちをもっと増やしたいものです。
◇ そんなこんなで今月は大事なクリスマスの月ですが、プレゼントの準備もあまりできませんでした。そこで、今年は棚に並べてある、たくさんの動物たちの中からプレゼントを選びましたのでお楽しみに。
◇ 新しいおもちゃは評判だったゲームの「カナヤック」をもういちど仕入れました。特別に今月から貸し出します。これで、「カタツムリ」「マーブルすくい」とダブルのゲームが増えてきました。
◇ 先日工房でお手伝い作業をお願いしましたが、来年の日本おもちゃ会議のフェスティバルに向けて、「あそびはがき」のセットを2種類作りました。その袋詰めができていませんので、もし、お手伝い可能な方はひろばの当日4:00から作業を始めますので、よろしくお願いします。
◇ 来月はもう年明けですが、ひろばの予定が変わります。テレビ放映の関係で何と東京の小学校時代の同窓会が開かれることになり、四十年ぶりの再会をしてきます。そのため、ひろばの日を一週間ずらします。   よいお年を!
★1月の予定 ひろば25日 工房11日