ひろば通信 05-07
ひろば 17日 工房 9日

 ・ 発行 おもちゃのひろば
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    2005年7月14日(木)
◇ふと気づくと、もうセミの声が聞こえてきました。梅雨明け間近でいよいよ夏本番。今年の夏はあまり大きなイベントもないので、ゆっくり、じっくり次の新作でも練るつもりです。
 花壇の方も夏色に模様替えしたいところですが、ほとんどすき間がなく、咲き終わった花の入れ替え程度。それでもアサガオやハイビスカスを混ぜると少しは夏っぽくなりました。これまでレタスなどの収穫を楽しみましたが、期待した枝豆はちっとも実をつけず、学校で子どもたちが適当に植えたものの方が元気に育っているのですから少しがっくりです。
 今年は職場でもプランターがたくさん並び野菜や花の成長を見ることができます。あまり暴れん坊の子がいないこともありますが、自分で育てることに少しは関心を持ってきてくれたようです。今週計画している「流しソーメン」では、収穫したアオジソやミニトマトもいっしょに並ぶはずです。
 この職場もいつのまにか長くなり、わが家から持ち込んだアイビーやツルムラサキがかなりはびこってきました。そろそろわが家を占領しそうなヤマホロシも持ち込むつもりです。ただ、数年先にはこの学園も移転するはずですので、少しさびしい置きみやげになるかもしれません。
◇約10年以上乗り回した自転車を買い換えました。車のないわが家では重たい木材も自転車に結わえて工房へ運びます。反対に仕上がった作品もひろばへ運び込み、この間に生まれた作品とともにありました。その娘のおさがりだった自転車もとうとうお役ごめん。新しい自転車は快適ですが、前のように新作と気長に付き合ってくれるか心配です。
 もうひとつテレビも買い換えました。こちらも年月では負けていません。突然画面が消えてしまう症状にやっぱり終止符。はやりの薄型の液晶にしようかと思いましたが、つれのネコの寝場所がなくなるという一言で、またブラウン管に。前より画面はきれいですが、肝心の番組の中身が変わったわけではありませんので、それぐらいでよかったかも。
◇銀座のアートーイ展が無事に終わりました。今ちょっと気が抜けたような感じです。フェスティバルのようなはでなイベントではありませんが、アートを意識したおもちゃ、人形、Tシャツとジャンルを超えた作品が独特の雰囲気をかもし出していました。NHKの番組でいっしょに出演した今野さんや中井さんとも会い、しばし同窓会気分。互いの作品を寸評する時間もたっぷりあり、いい時間が過ごせました。作品づくりにはこうした刺激がとても大切なのです。
◇先日緑区の区役所で『トントンギコギコ図工の時間』という映画を見ました。おもちゃ屋さん「創遊樹」(そうゆうのき)主催のイベントでしたが、同じ監督の前作「こどもの時間」という作品にとても感動しましたので勇んで出かけていきました。舞台は都内の小学校での図工の時間。その図工専科の先生が繰り広げる授業とそれに取り組む子どもたちの生き生きとした姿をカメラが追います。はじめは関係者としてどんな授業が展開されるか興味を持っていましたが、いつのまにか自分もその課題を受けとめ、子どもの立場で授業に参加していました。そのくらい子どもたちの発想はユニークでそれを作品に仕上げるまでていねいにアドバイスしていきます。銀座の展示が終わったばかりの頭でしたので、子どものアートにはかなわないと素直に思いました。また上映の機会がありましたらぜひご覧下さい。
◇この夏は見たい映画が目白押し。まず初日に行ったのはスターウォーズ。これで長いストーリーが完結してしまうので早く見たいような、見てしまうとさびしいようなという複雑な心境で鑑賞。主人公が善から悪へ堕ちていくつらい結末ですが、その背景に愛する者との葛藤があり、舞台は広大な宇宙空間でありながらもひとりの人間の中に巣くう危うさを巧みに描いています。思わず旧3作のDVDを注文してしまいました。
◇今月の新着おもちゃは、「カースロープ」にしました。木のおもちゃでは定番中の定番ですが、貸し出しカードを調べても見あたりませんので、行方不明になったようです。
 さて、ひろばは来月夏休みをもらいますので、二ヶ月分の貸し出しになります。いつもの倍を目安にご利用下さい。ただ、しばらくもどっていないおもちゃを希望の方もみえますので、うまく交換できるといいですね。希望されているおもちゃは
 コマサッカー、オオカミと子ヤギセット、三匹のくま、はしご消防車、はしご人形など
 先月お知らせした中井さんデザインのゲームセットも仕上がりましたので、貸し出し用にします。
〈バスケット、ボーリングゲーム、お城くずし〉の3点
◇最近、ひろばの漫画コレクションが増えてきました。光とともに、Drコトーの他自閉症の子の子育てをモデルにした作品、そして『ぽっかぽか』という若夫婦の肩肘のはらない子育て風景を描いた作品と続きます。読者に感銘を与えるという点では単行本も漫画も変わらないですね。
あまんきみこさんからすてきな絵本が届きました。年度末に子どもたちの手紙とともに「きつねのおきゃくさま」の組み木を贈ったお礼と言うことですが、感激しました。疲れがふっととれた気がします。作品は「てまりのき」と「おかあさんの目」。特に後者は抱かれたおかあさんの瞳に映る風景を幼心の物語に構成しています。そのロマンにぐっと来るものがありました。

◆夏のイベント
・7/5〜9/4組み木創作フェスティバル
     岡山現代玩具博物館にて
  7/30.31 同組み木教室講師
・8/21〜9/4 南図書館展示
  8/21 同組み木教室講師
 参加希望の方は8/11頃より同図書館で受付ます
・8/24半田市ボランティア養成講座講師

◇ ひろばの外で飼育しているメダカが今年もたくさん卵を生み、今二十匹くらいの赤ちゃんが育っています。ひんやりした地下で涼をとりながら、ときどき卵を採集していますが、このヒメメダカも今四代目で孫、曾孫と同居中。どこかわが家を象徴しているような気配です。

 では夏の暑さに負けず、のんびりお過ごし下さい。

   ◆◆次の予定◆◆

ひろば 9/18 工房 9/10 

PS 休み中にホームページの手直しをする予定ですが、現在のアドレスは以下に変更されています。
 http://toyhiroba.raindrop.jp/index.html