ひろば通信 07-11

 ひろば 18日 工房 10日                

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      2007年11月15日(木)

◇先月植えた球根たちが芽を出し始めました。種も伸びています。春と違いこれから寒くなるのに、けなげに成長してくる姿に見ているこちらがりんとした気持ちにさせられます。それでもぼちぼち温室の準備かな。

◇師走以上に忙しい月を迎えています。ひろばの前には職場の学習発表会。いつもなら「そんなの関係ねえ」とよそ事のように過ごしていましたが、今年は音楽でチャレンジしようということになり、特訓の日々。人前でうまく見せようと言う気の少ない子どもたちにしっかり練習させるのは至難の技。渋々だった子どもたちも、好きな楽器を選ばしたり、指揮者の場面を作ってあげたり、出番のいくつかを保証してあげることで、気持ちが少しずつ前向きになってきました。こういうシナリオの無い出し物はここでは無縁だと思っていましたが、何とかなるものですね。どうもこれまでの長い経験で、冒険することをさけてきたかもしれません。自分もギターで参加しますので、ほこりを払って練習中です。

◇続いて読書活動推進大会があり、お話おもちゃの紹介ということで、展示の依頼がありました。「三匹のくま」セットをはじめ、これまで作った作品はたくさんありますが、読書指導担当の方への紹介なので、作品を見直すいい機会になりそうです。考えてみたら、作品は作ったものの、飾りのように展示するだけだったものもあり、それではあまり意味がありません。幸い少し前から職場の学級におじゃまして、「おおきなかぶ」や「おやゆびひめ」の作品を子どもたちに紹介することを試みているので、ようやく作品が生きてきました。この後も「かさじぞう」や「ちいさいおうち」を持って出前授業の予定。職場も今年で締めくくりなので、そろそろ子どもたちとの思い出づくりに入っています。

◇先日は東京で「日本おもちゃ会議」の総会に出てきました。久しぶりに顔を会わせた会員も多く、それだけで何かホッとしてしまいました。おもちゃを作り続ける原動力ともなっていた仲間なので、気持ちは同じなんだなと直感で分かりました。当日は議長の役を仰せつかり、そして今その結果の報告書をまとめています。早く会員に知らせたいのですが、自分も未消化の部分もあるので、少し時間をかけています。総会では存続で一致しましたが、その後の詰めがやはり大きな課題なのです。数年前の名古屋でのフェスティバルを思い出しながら、もういちどあんなイベントが開けるくらい会員に結束を生みたいものです。

◇「続三丁目の夕日」を見ました。昭和三十年代に小学生だった自分としてはまさに同時代の風景。しかも東京にいましたから、懐かしさを通り越して、どの場面でもウルウル来てしまいます。あの頃のよさが少々強調されすぎてる面もありますが、たぶんいちばん強調したいのは人と人のつながりでしょう。親戚の子を預かるとか、隣の家にテレビを見に行くとか、そんなことが当たり前だった時代が確かにありました。助け合うなんてことを意識せず出来ていた「豊かさ」はどこにいってしまったのでしょう。
◇ひろばで薦められた「一瞬の風になれ」は「バッテリー」と同じくスポーツ小説ですが、またちがうテンポで軽快です。陸上競技の花形「100m走」とそのリレーを中心に高校生たちのやりとりがとても心地いい感触をもたらします。勝敗があまりに明確な世界にあっても、互いの持てるものをしっかり語り合う姿がすがすがしさを感じさせます。これが今どきの若者の本来の姿だといいのですが。

◇新着おもちゃは「こぶたの積み木」を注文しました。ボードゲームの「こぶたのかけっこ」のぶたが21匹。いろんな積み方を楽しんでください。

□一日おもしろ学校の申し込みが始まっています。楽しい授業にぜひどうぞ。
■少し早いですが、喪中のため新年のご挨拶はご遠慮させていただきます。  

   ◆◆12月の予定◆◆

   ひろば 16日(日)・工房 1日(土)