ひろば通信 08-02

 ひろば 17日 工房 9日                               

 ・発行 おもちゃのひろば              

 ・TEL&FAX 052-834-1986

 ・Email  toyhiroba@sa2.so-net.ne.jp

  ・HP    http://toyhiroba.raindrop.jp/

   2008年2月14日(木)

◇久しぶりの大雪でしたね。この日はちょうど「工房」の開放日でしたが半分の方が欠席。自然にはかないませんね。みるみる積もる雪に愛用の自転車も置いて帰りました。
 翌朝、雪に埋もれた植木鉢やプランターの雪を払いのけると、冷たい雪の中でもパンジーやプリムラの花は鮮やかに咲いています。チューリップなどの球根もめげずに成長しています。植物にとってはこの時期雪に見舞われる事など、DNAにしっかり刻み込まれているのでしょう。梅も咲き始めました。植物に春の訪れを教えてもらいながら、ひろば19年目の準備をしています。

◇おもちゃのひろばの発足は1990年の2月11日。この日、アパートの一室をおもちゃ専用に借り切って始めました。そのアパートもすでに改築され、当時子どもたちが楽しんだミニ雑木林も今はありません。その後の18年間に、アパートから、ガレージでのひろばを経て、今の地下のひろばに至ります。これまでたくさんの子どもたちが通り過ぎていきましたが、中には未だにアパート時代から続いている家族もおり、ひろばの足跡を共にできる喜びを感じます。 

◇おもちゃを作り始め、集め始めた頃、木のおもちゃの他に「布の絵本」にも関心があり、いくつか作った事がありました。ひろばにも片割れが残っていますが、いつしか木のおもちゃに没頭してきたせいか、そちらはすっかりご無沙汰。材料をそろえたままお蔵入りのものもあります。でも、先日布の絵本のボランティアグループ「たねの会」からカタログとお手紙をいただき、もしかすると「布のおもちゃ」を提供していただけるかもしれません。テキストはひろばにありますので、関心のある方はぜひチャレンジしてみてください。

◇10年務めた「くすのき学園」ともそろそろお別れですが、なぜか2月3月は誕生日の子が多く、例のプレゼントづくりが一仕事です。ただ、これまでいろんな無理難題の注文を受けてきましたが、おかげで自分のレパートリーを増やす事もでき、逆に感謝しています。今回はとても楽しいぬいぐるみくまさんのグッズリクエストがあり、いい作品ができあがりました。ままごとにも使えそうなのでひろばにも用意するつもりです。

◇映画鑑賞も久しぶりでした。「アメリカン・ギャングスター」はラッセル・クローの私生活ともダブるような演技と黒人俳優デンゼル・ワシントンの品格ありすぎるギャングとの組み合わせが心地よく、お得でした。ただし大人向けです。
 大画面での「アース」は地球がおかしくなっていることを動物たちの現状から迫力を持って訴えてきます。画像の多くにNHKで放映された「プラネットアース」が使われていましたが、編集のうまさか、その迫力は段違いでした。そして温暖化をはじめとして、その進行を止めるのもさらに悪化させるのもすべて人間次第という結論をこの日だけはしっかり受け止めました。

◇テレビドラマ「だいすき」を毎週欠かさず見ています。木曜10時からなので普通ならうつらうつらしているのですが、知的障がいのある女の子が母親として懸命に子育てしている姿にこれまでのことがいろいろダブってきて、つい応援してしまいます。障がいが重いほどまわりの支えが必要であり、その支えをさらに支える関係づくり、人づくり、この国がもっとも苦手としているコミュニケーションの大切さをひとつのドラマが教えています。

◇新着おもちゃはあるきっかけで相沢さんデザインの「ミラモ」を選びました。鏡付きの平面パズルで、作った模様が万華鏡のように変身するところをお楽しみください。
 先月新着のボードゲーム「やぎのビッポ」は、強力磁石を使ったユニークなすごろくゲーム。ころがる鉄球で、ビーンとはじかれるところが快感。










◇「Dr.コトー22」とまんが文庫「ぽっかぽか」の新刊が出ました。歌手加藤登紀子のエッセイ「土にいのちの花咲かそ」もさらりと読めて、早く土いじりをしたくなります。

◇毎月の工房の他、時折企画するワークショップも合板の恐竜や動物シリーズが多かったので、新しく鳥のシリーズをデザインしました。その事始めはくすのきの子たちに選んでもらい、最後のものづくり授業にするつもりです。




◇職場の児童公園は樹木が多く、寒空の中でも、木々のまわりにはいろいろな野鳥が飛んできます。この前はかわいいメジロがすぐ近くまでたくさん飛んできました。そばに自然があることで、味気ない日常にほっとするひとときが色付けされます。庭師さんに剪定されてさっぱりした隣にも、野鳥のためのえさ場をつくって、そんなひとときを計画しています。
◇では今年も組み木の「ひな人形」を取り出してお待ちしています。


  ◆◆3月の予定◆◆   ひろぱ 16日(日) 工房 8日(土)