ひろば通信 09-05
 ひろば 17日 工房 9日              

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   2009年5月14日(木)

◇緑がとてもきれいです。花の色を超える気がします。そして、緑のパワーを感じます。ただ、庭の緑をキープするには水やりが欠かせません。猫に起こされながら、数十分の作業が続きます。朝を待っているのは猫だけでなく、最近はキジバトのつがいもそばまで来て、えさを催促してきます。あんまり慣れさせても思いつつ、愛鳥週間だし、せっせと給仕しています。

◇わが家の黒猫くん。ひろばで見かけた方もあると思いますが、かれこれいいお年。長女が高校生のとき、拾ってきた子猫。以来十数年つれのアイドルですが、先月五日間も絶食。普段は早朝からうるさいのに、このときばかりは押し入れにこもりっきり。いよいよかと思いきや、いつものチーズを食べだし、やわらか猫缶を食べだし、今やすっかり復活。猫の寿命も延びているのですね。

◇種まきに続いて、夏野菜の苗植えの季節。取り立てのキュウリやトマトを夢見て、植木鉢を並べています。今やいつでも店に並んでいる野菜ですが、毎日眺め、虫とやりあい、味はいまいちでも、収穫出来たときは特別な味わいがあります。日々成長していく過程を見ながら食卓に並ぶ実感を体験することは、子どもたちにとってもとても大切なことだと思います。

◇今月から来月にかけて、イベントが重なり休日のやりくりに追われています。とにかく休日に園芸作業と作品作りと映画鑑賞と読書と娘のダンスの発表と会議や打ち合わせ、等々とぎっしり。それをできるだけペースを変えずにやりくりしようとしているのでたいへんですが、充実はしています。

◇GWはまず岡山へ。引っ越ししたばかりの新居で久しぶりにアーちゃんと対面。手みやげは最近ブーム?の赤ちゃんセット。戦隊ものが好きな彼女にどうかなと心配でしたが、すぐ遊びだし一安心。この年齢(4:5)、ごっこ遊びのまっただ中の印象。これまでプレゼントしたミニハウスやお店屋さんセットも駆使して、しばし赤ちゃん遊びが続きました。その日は風呂も寝かしつけもこちらの担当。何の抵抗もないところが不思議です。
 翌日はママの運転で郊外の「ドイツの森」へ。連休中で人ごみはかなりでしたが、犬連れOKの施設なので、それだけでなごみました。アーちゃんも猫はだめですが、他の動物は大丈夫らしく、ウサギやヤギの餌やりに夢中でした。スリルある「芝すべり」も大きい子に混じって一人でこなし、成長を実感。 それにしても一世代離れるとどうしてこうも余裕を持ってつきあえるのでしょう。思うにほとんど本人に任せてつきあうので、しかることも、強いて甘やかすこともなく、自然体で受け止められます。たぶんこちらのそうした余裕がいい関係を作っているのでしょう。親子関係の密着した中でこの余裕を作るのはとてもたいへんです。どこで作るかと言ったら、夜の寝かしつけがいいのでは。好きな絵本やお話で共感する世界に浸る、そのひとときを大事にしてください。そのヒントになる新聞記事を同封します。

◇岡山つながりで「ももたろう」作品を作っています。銀座のアートイ展を意識した作品ですが、ももたろう他犬、猿、雉が鬼ガ島へ出かける場面が作品のメイン。何せ「すすむ」というテーマですから。鬼退治をどうするか思案中ですが、久しぶりの新作が出来上がりそうです。

◇「グラン・トリノ」はクリント・イーストウッドの作品の中ではピカイチの印象でした。けっこう暗く後味の悪い作品が多い中で、頑固じいさんのイーストウッドが潔く、若者たちもつい応援したくなってしまう映画でした。
 「スラムドック」はアカデミー賞を総なめにしただけあり見応え十分。インド社会の赤裸々な部分と逆境を生き抜く強さがすごい感動を呼びます。映画っていいですね。
 アカデミー賞つながりで「つみきのいえ」のDVDも買いました。老夫婦の過去の思い出を地下の海に沈む家を訪ねることで見つめ直す何とも言えない情感が伝わります。

◇最近NHKでよく手塚治虫特集が放映されています。没後二十年ということあるのでしょう。61歳と今思えばとても若い年齢で旅立たれましたが、残した作品は半端ではありません。ひろばにはほんの一部しかありませんが、自分の読書再体験とともに少しずつそろえていきます。
 小学校時代、少年週刊誌が創刊され、手塚治虫の漫画を立ち読みしていた時を経て、孫にもあたる子どもたちが同じ作品を読んでいる、その息の長さに感服します。今のところ、「ブラックジャック」が自分の一押しかな。

◇新着おもちゃは「ネフ社」の新作にしました。ネフ社と言えばスイスの世界的なおもちゃ屋さん。おもちゃ作家のあこがれでもあり、そのデザインのセンスは単なる「おもちゃ」を超えています。ただ、あまりに洗練されているので、扱いがよく分からず、ついマニュアルに頼ってしまいます。そこで最近ネフ社の宣伝DVDも購入しましたので、合わせて利用していただくと、作品の真髄が伝わると思います。
 こちらもコレクションを増やすのに手一杯で、それぞれの作品のよさをアピール出来ていません。使い込むほどに味が出る、いい作品の証をひろばでお試しください。たぶん、これだけの作品を自由に触れる場所はあまりないかもしれませんよ。
 作品はセラやキュービクスでおなじみのピエール・クラーセンデザインの「ポンテ」。立方体を構成するある形を合成した積み木おもちゃ。同じ形の8片を組み合わせて積み上げます。まだ発売されたばかりなのでマニュアルもこれからのよう。自信作ができましたらぜひご紹介を。貸し出しは来月からです。

◇1日おもしろ学校ごっこの受付も始まっています。ついに36回目のイベントです。低学年、高学年とも作って楽しめるお土産付き。ふだんの学校とはひと味も二味も違う「学ぶ楽しさ」を味わってください。

◇最近よく落語を聞いています。テレビではほとんど放映がないのですが、CDやDVDを集め、立川志の輔など何人かの好みも決まってきました。「笑点」も面白いですが、じっくり聞いて落ちがしっくり来た時は、何とも言えずリラックスした気分になります。子ども向けの「てれび寄席(金曜AM7:45〜50)」もいいですよ。ただ、寝るときに聞いているので、落ちまでたどり着かないことが難です。   

  ◆◆6月の予定◆◆  ひろば 21日(日)・工房 20日(土)  

    ■ 工房の予定が変則になっています。ご注意を。