ひろば通信 11-01
  
ひろば 9日                   

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   2011年1月7日(金)

あけまして おめでとう ございます

◇今年もよろしくお願いします。
 新年早々の仕事は庭の木の剪定。改築の話もあり、いずれ大幅に伐採されるのを前に自分で手をつけてみました。木を切って作品づくりをしている習性からでしょうか、いったん切り始めると、なかなか快感。すき間を作ることで木も喜んでいるはずと、勝手に推測しながら楽しんでみました。しかし、その後腰が・。

◇グループホームにお世話になっている母のところへ、おもちゃの年始を持って新年の挨拶。「ゆらゆらどうぶつ」を見せたときの「十二支はないの」というリクエストに応えて、ホームの皆さんから注文を受け付けました。今の工房の最後の仕事かもと意識しながら今までとちがう心境で作りました。こんな受注生産がこれからの仕事になるかも。

◇クリスマスが終わると年賀状づくりが例年のパターンですが、まとめて印刷しようとするときに限って、プリンターのインクがなくなります。機種を変えたばかりで、しかも最近のは何色にも分かれており、色によってなくなる度合いがちがいストックに困ります。プリンターの値段は手頃になりましたが、聞くところによるとこのインクの販売で採算を取っているとか。うまくしたものです。

◇ドリカムのライブに行ってきました。吉田美和の透き通る声に魅了されました。その後同じ曲をCDで聞きましたが、その違いがくっきり。やはり生はいいですね。ただ、せっかく無理して指定席をとったのに、すぐみんな立ち上がってノリノリになるので、おじさん的にはCDの方がいいかな。

◇短い冬休み。改築のための片づけの合間にいつもの映画鑑賞。とりあえずは三本見ました。イブには「最後の忠臣蔵」。大石内蔵助の隠し子を家来が代わって育て嫁に出します。その役の役所広司がぴったりでした。「レオニー」は彫刻家イサム・ノグチの母の自叙伝。明治男の夫と異国でリンとして生きる生き様がまるで大河ドラマのようでした。同時に見ていた「坂の上の雲」とダブるものがありました。 元旦は「ハーブ&ドロシー」。老夫婦が現代アートのコレクションにこだわります。狭いアパートにあふれる作品群。売買していれば億万長者の声を冷ややかに退けます。幸福な生き方の手本のような二人をウトウトしながら見守りました。

◇ひろばの日をはさんで、イベントがいくつか。まずは小田原に移転した「すどう美術館」の展示会。ここは銀座のアートイ展はじまりの美術館。オーナーがユニークな方で今のアートイでも「お題」の係になっています。この展示会のお題は「TOBIRA」。で6月のアートイの方は「すき間」。かぶるものがありますが、とりあえず扉っぽい作品として「びっくり箱」シリーズを手直ししました。
 第3週の日曜日は東京での「おもちゃばこフォーラム」に参加してきます。お店を出すことにしたのでこれから準備です。また杉山亮さんのパフォーマンスを楽しんできます。
 その後ナディアパークで中部デザイン協会の記念展示会。私と同じく60歳になるそうなのでおつきあいです。
 そして、いよいよ改築に入ります。つぎのひろばは4月の第3日曜を予定していますが、また改めてご連絡します。隣に工房をセットしたこの場所をどのような場にしていくか、じっくり練ってみます。
 いくつかの構想は、糸のこ以外のものづくり教室。もともとの趣味だった創作折り紙をはじめとしておもしろ学校などで紹介してきたメニューを取り入れたいとも考えています。ただ、オリジナル以外はゲスト講師を呼びたいもの。そんな企画も楽しそうですね。

◇今月の新着おもちゃは、買い貯めておいたもの。まず正月にちなんで「げんきかるた」。平和を願う絵本作家たちが憲法九条を守る会に賛同して作成されました。一枚一枚の札に平和への願いがこもっています。
 もうひとつは、人気パズル「数独」をやさしい色合わせにした「スドキノ」。イタリア製です。数独にてこずっている自分としてはこちらの方がいいかも。4歳からですので。
 先月に続いて今月も特別貸し出しにします。新着おもちゃも含めてまとめてどうぞ。しばらくお預かりをお願いします。そして無料バザーもしつこく広げておきます。ぜひお持ちください。 

CM 佐々木正美さんの新刊「完 子どもへのまなざし」が今月中旬に発刊されます。たぶん、必読書でしょう。岡崎勝さんの「きみ、ひとを育む教師ならば」は2月刊。若い教師に読んでほしい内容のはず。

では、しばらくのお無沙汰です。