ひろば通信 12-11      
・発行 おもちゃのひろば  
・TEL&FAX 052-834-1986  
・Email toyhiroba@sa2.so-net.ne.jp
・HP http://toyhiroba.raindrop.jp/
   2012年11月1日(木)

◆◆11月の予定◆◆
ひろば 4日(日) 18日(日)PM3:00まで
工房 11日(日) 24日(土)  
秋の機織り教室 3日(土) 申し込み受付中 (草木染め毛糸でコースターづくり)

◇キンモクセイが香りだし、やっと秋らしくなりました。と思ったら久しぶりに風邪ひき。普段クロスバイク(自転車の一タイプ)を乗り回し、登山に挑戦してと、健康体を装っていますが、あっけなくダウン。職場も休暇を取り、ひたすら寝ました。薬はいつものように葛根湯とのど飴。すぐには効きませんが、病気やけがは自然治癒が基本とおもしろ学校の松尾ドクターに聞いたので、即効薬は使いません。  こんなときはやっぱりラジオがいいですね。いつも録音してあるお好み番組をじっくり聞きながらうつらうつら。皆さんもお気をつけ下さい。

◇この名古屋でしばらく大きなおもちゃのイベントがありませんでしたが、先日のNOB(意味のないおもちゃの対決)王座選手権は本当におもしろいイベントでした。仕掛人は名古屋在住の市原千明さん。科学おもちゃをはじめとした、すごいおもちゃコレクターです。受けて立ったのはネフの積み木を触らせたら右に出るもののいない相沢康夫さん。正月にたまたま静岡の百町森でお会いしたのですが、そのうち名古屋に行くよと言っていたのが、このイベントでした。
  午前中は両者お得意の出し物。市原さんが南京玉すだれや立体紙芝居で会場を沸かせれば、相沢さんはネフの積み木を惜しげもなく使い、会場のため息を誘います。これだけでもかなり満足だったのですが、本番はそれから。ラウンドごとの対決が待っています。びっくりおもちゃに思い出のおもちゃ、500円でつくるおもちゃに両者一押しのおもちゃとまさにおもちゃづくし。勝敗つけがたしの中身でしたが、それを遊び切るお二人の熱っぽさに涼しいはずの会場が熱気に包まれていました。ほぼ6時間という長丁場に見ている方もぐったりしかけていましたが、終了の声を聞いた2人のげっそり度は尋常ではありませんでした。本当にお疲れさまでした。そして、おもちゃ遊びの真髄をありがとうございました。

◇その市原さん一押しのおもちゃが「地球ゴマ」。何と地元名古屋のタイガー商会というところが昔からずっと作り続けているそうです。ものづくり工場の衰退が懸念されている昨今、応援する意味でさっそく注文しました。何十年か振りの再会です。ちなみに相沢さんの一押しはやはり「ネフシュピール」でした。

◇iPhone5がやっとなじみはじめたついでにfacebookにも登録してみました。知り合い関係のお便りが続々と見られ、身近におしゃべりしている雰囲気に今のところ満足。その記事で知ったおもちゃをさっそく入手しました。山形の木工所で作っているという「モクロック」という木のブロックです。
 レゴとほぼ同形のこのブロック、五種のちがった材で作られており、木の色合いもすてきです。そしてその精度にびっくり。レゴ以上にかみ合わせのしっくりさ、しっかりさは相当のものです。よくこの精度が出せたなと技術に感服です。100ピースそろえてみましたので、ぜひお試しを。職場での子どもたちの作品をいくつか紹介します。

◇一日おもしろ学校ごっこがまた来月開催されますが、同時に新刊の本が出ます。スタッフそれぞれの自慢の授業がずらりと並んでいます。前回は三部作でしたが、今回は一冊にぎっしりつまっています。どれもオリジナルと言うのが自分で言うのもなんですが、すごいと思います。そして、好評の「困談会」でのQ&Aも目玉のひとつ。いつも持ち授業なのでその場には参加できませんでしたが、ようやく誌面で参加することができました。
  第44回一日おもしろ学校ごっこ受付中!!

◇別の会では岡崎勝さんの講演会を企画しました。著作はほとんど読んでいますが、意外にじっくり話を聞いたことがなかったので、こちらも自分が楽しみです。今どきの学校や子どもたちが気になる方、ぜひご参加下さい。

◇その岡崎さんがハマっているという小説「ソロモンの偽証」(宮部みゆき)を読み始めました。上橋菜穂子や荻原規子のファンタジーから一変。中学生の自殺を巡るミステリーです。長編も長編、700ページを越える巻の三部作です。
 まだ読み始めたばかりですが、事件を巡りいろんな家族模様が描かれます。大人たちの声より中学生たちの声がとても明瞭で耳に残ります。関係者(?)には必読かもしれません。

◇迫力ある山岳漫画「岳」が18巻にて完結しました。山を住処にする超人的な主人公三歩の荒い息づかいが最後まで読者にパワーを与えてくれます。結局今年も数回しか山頂を目指せませんでしたが、これを読むと冬山も何のそのと思ってしまい恐いですね。(ひろばには後半の巻のみそろっています)

◇山の代わりに飯田線の旅を味わってきました。豊橋から山へ向かうこの線、車窓にはずっと緑が続きいつまでも乗っていたい気分になります。目的は遠山宿の大杉でしたが、それよりなりより、乗り合いタクシーの運転手さんに勧められた、手打ちそば屋「丸西屋」のそばがこれまでに食べたことがないほどうまかったこと。それだけのために出かけてもいいほど。ただし相当待ちますからそのつもりで。

◇「木のメカニック」シリーズが本ちゃんになってきました。糸のことドリルでこの木工にどこまで迫れるか、かなりレベルの高いお試しです。たくさん並べてみると、ちょっとしたミニ工場のような風景に見えてきます。まさに自己満足の世界です。

◇工房の教室用にこの時期は来年の干支の組み木図面が用意してあります。毎年小黒三郎さんが新しい図面を公開してくれるのです。すでに何サイクルかになりますが、ちゃんと新しい図面が出てくるのですごいの一言に尽きます。挑戦してみませんか。

◇工房「ひろば」冬の特別工作教室開催  
 昨年も京都の大江委久子さんを招いて布の工作教室を開催しましたが、とても好評でした。今回は同じく京都在住のおもちゃ作家松島洋一さんを招きました。彼とはおもちゃ仲間として長い付き合いですが、遊ばせる木のおもちゃのアイデアは抜群です。ひろばにも一角そのおもちゃ群が占めていますが、そのアイデアをぜひ手づくりしてみませんか。
「シーソーサンタ」(巻頭写真参照):サンタとトナカイが連動してゆらゆらと揺れます。クリスマス題材としてこれまでも人気のものです。参加費¥1,500
○日にち   12月9日(日)    ・午前の部 10:00 〜12:00 ・午後の部  2:00〜4:00 どちらも 先着10名(組)まで(小学生以上)     
☆申し込みはメールかFAXで
  

◆◆12月の予定◆◆   

・ひろば 16日(日) ・工房  22日(土)

・特別工作教室 9日(日) ・一日おもしろ学校ごっこ 15日(土)