ひろば通信 13-10      
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   2013年10月2日(水)

 ◆◆10月の予定◆◆ 

   ひろば 6日(日) 20日(日)  
   工房 12日(土)  26日(土)

   秋の特別工作教室 19日(土)

◇このひと月の温度差はすごいですね。夏の最低気温がいつのまにか一日の最高気温に。お彼岸の墓参りにふと見上げると雲も様変わり。赤とんぼが舞い、まぶしいくらいの満月をながめ秋の到来をしっかり実感。いい季節に生まれたものと親に感謝です。  夏野菜はほとんど収穫できず、酷暑のせいにしていますが、土が原因なのは自明。自家製堆肥も混ぜていますが、肥料の扱いがよく分かっていません。「奇跡のリンゴ」の木村さんの本や自然農法の話だと肥料はむしろ害のような見解も。いずれにしろプランターの中の狭い空間なので、植物には息苦しいかも。
 リベンジもかねて、いっぱい種まきをしました。いつかひろばでお裾分けできる日を夢見ています。 (CM.早々とお裾分け第一弾、剪定のときに収穫した月桂樹の葉を乾燥させてあります。香料としてお使い下さい。)

◇ビー玉おもちゃが完成形になってきました。近所の赤ちゃんやひろばで披露しながら、モニター集め。アクリル板の角を丸くすることが課題でしたが、おもちゃ会議の仲間にもアドバイスをもらい、結局アクリル板ごと包むことに。つまり額縁風に仕上げます。そのためには溝を掘った木枠が必要。トリマーと言う電動工具を使うかなり本格的な木工作業になります。
 組み立てのときにはアクリル板にホコリがつかないようにするなど、いつもと違う神経の使い方にとても新鮮な気持ちになっています。サンダーで丸みをきれいにつけて仕上げると改めて木工作家になった気分。では、今までは何だったのでしょう。

◇そのビー玉おもちゃ、デザインしたのは10種類あります。まだまだできそうですが、ひろばにはビー玉を使ったおもちゃがたくさんあります。とりあえずピックアップしてみました。
 定番はコリントゲームでしょうね。圧巻はおもちゃ会議の仲間、久保進さんからいただいたコースおもちゃ。ただし、ビー玉が6.3グラム以上ないと可動しないと言う微妙な作品。そう、もともとビー玉はB級ということで重さも一定せず一段階劣る製品だったところから銘々されていることを、このとき知りました。
 オリジナルでは、穴から落とすとどこから出て来るか運試しの「ぽとぽと」が自慢。中を空けたくなるはず。その他は写真でご想像下さい。

◇絶対泣くと覚悟して見に行った「そして父になる」で涙が出てこなかった自分にがっかり。聞くところによると後半ほとんどの人が涙なくして見られなかったと言う連れも含めての感想。ストーリーの流れからして想像はつきますが、あまりにサバサバした福山パパと展開が読めてしまう結末に、気づいたら終わっていたという感じでした。
 家族や血のつながりをどう捉えるか、投げかけているテーマは重いのですが、かつての職場の子どもたちのように、家族の中で苦しみ悩んでいた現実を知っているので、いろんな家族の形があって当然という意識が私の中で強いのかも。涙の出なかった原因もそこにあったようです。

◇先月、夏に悪天候のため行きそびれた登山に挑戦。今回は御嶽山。標高は3000mを越えますが、村営バスで2180mの登山口まで連れてってくれるので、大したことないと思ったのがまちがい。往復5時間のコースを選んだのですが、ずっと登りばかりの山道に息も絶え絶え。ふだん、自転車を乗り回し体は動かしているつもりではいましたが、肝心の足の体力がかなりなまっていたようでした。それでもようやく頂上間近までたどりつき、前日焼いた自家製のパンで昼食。コンロでコーヒーを入れ、お楽しみはここまで。時間を計算すると帰りのバスにギリギリ。後数分の登頂を断念して渋々引き返しました。無事がなりよりかな。

◇一日おもしろ学校の募集が始まっています。46回目の今回は退職した岡崎勝さんに出版記念講演をお願いしました。豊富な学校経験の中から選りすぐりのエピソードが語られるはずです。子どものつまずきを成長のチャンスと捉えられるような余裕のある大人になるためにも、ぜひ拝聴して下さい。私は懐かしの「カード織り」を紹介して、ものづくりの一端を楽しみます。放映が終了してしまった「あまちゃん」によく出てきたミサンガ風のベルトができあがるはずです。

◇ひろばの特別工作教室も募集中です。午前・午後ともあとわずか空きがありますので、お早めに申し込み下さい。講師はワイヤーの達人、曽我真弓さん。平面から立体物まで、ほそい針金を駆使して自在に作品が生み出されます。ぜひ目の前でその技をご堪能ください。 ◇新着おもちゃを迷いに迷っています。ボードゲームをはじめとして、あふれだしているおもちゃをかなり整理しないと置き場がないのです。月ごとの入れ替えも一案ですが、どれも遊んでほしいものばかりですので悩んでしまいます。 とりあえず、はやりの自分への贈りものとして長年入手をためらっていた本物の「くるみ割り人形」を注文しました。かなり気が早いですが、クリスマス準備の始まりです。

◇今、生活の中での「ものづくり」を真剣に考えています。これまで自分がものづくりとしてやってきたことのほとんどは、学校の支援学級の担任をしながら、子どもたちと取り組みたいことのひとつとして追究してきたこと。パン作り、機織り、工作、野菜づくり等々。それを今の生活の中で、生かせるものは何か。自分のおもちゃづくりもそのひとつ。目の前の子どもに与えたいものであったり、リクエストに応えた作品であったり、これまでは動機がかなりはっきりしていました。しかし、今まったくフリーの状態になり、何でもありになったとき、一瞬作るものが見えなくなりました。そこにふっと湧いてきたのがビー玉おもちゃ。ひろば2世の赤ちゃんも対象にしていましたが、そもそも自分が作りたいおもちゃは何だろう。この答えのヒントがこの作品にあるような気がしています。心地よく、思わずさわりたくなるようなおもちゃ、手触り、音、動き等さまざまな要素を生かして次につながることを期待しています。
 時々木工作業と同時進行で焼くパン。これも定着してきました。10時間以上ののんびり発酵で強くこねることもせず、ひたすら待つだけ。気候のいい5月から11月くらいまでの限定ものづくりです。この時使うオーブンが30年以上前からクラスで使っていたガスのせ式オーブン。しかも焼くナベはキャンプ用のアルミナベにホイルで厚みを補充したもの。かなり手作り感いっぱいですが、意外とふっくら焼けるので家族の評判も上々です。
 燻製も何種類か挑戦しましたが、つまみ系が主だったので酒量が増すばかりと気づき反省。今はハムづくりに絞り、毎朝のトーストに挟んでいます。豚肉を仕込むのに一週間、賞味に一週間といいリズムです。
 少しずつものづくりの定着が見えてきました。ほどほどにが大事ですね。

◇百田尚樹のブームはまだ続いています。文庫本になっている「モンスター」と「ボックス」を続けて読んでしまいました。モンスターは未成年にはちょっと早い内容ですが、話の展開の面白さはあいかわらずです。女性の心理の分析をどこで会得したか教えてもらいたいです。ボックスは壮絶なボクサーの世界の話。それを青春ドラマと大人目線をうまく融合させて,ハラハラさせたまま結末を迎えます。いい時間を過ごさせてもらいました。 

 ◆◆11月の予定◆◆

・ひろば 3日(日) 23日(土)祝日
・工房  9日(土) 30日(土)
・一日おもしろ学校ごっこ 16日(土)