ひろば通信 13-11      
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   2013年11月1日(金)

 ◆◆11月の予定◆◆

・ひろば 3日(日) 23日(土)祝日
・工房  9日(土)のみ 変更しました。
・一日おもしろ学校ごっこ 16日(土)

◇こんなに台風の多い秋も珍しいですね。東シナ海の水温上昇も原因の一つとか。ということは温暖化が続く限り、毎年繰り返すかも。伊勢湾台風をこの身で体験している立場だと、少しくらい大型と予報されても油断してしまいますが、謙虚に心しなければなりませんね。

◇秋蒔きした種が順調に育っています。昔の庭の写真を見ると、かなり賑やかな花壇になっていますが、当時はせっせと苗を買い集めてアレンジしていました。今はなるべく種から成長させることに挑戦していますので、うまくいかないことも多々あります。でもそれが本当にこの家の環境にあった植物を見つけることになると考えてガーデニングを楽しんでいます。

◇庭づくりの参考にと見に行った「ベニシアさんの四季の庭」(名演小劇場)はとても感動的でした。京都の大原にある古民家を改造してハーブを育て、四季折々の草花に囲まれて暮らす素朴なイギリス出身のベニシアさんは、実は由緒ある大貴族の出。乳母に育てられたという彼女はそんな暮らしが息苦しくなり、インドへ放浪の旅に。そこで最初の夫に出会い、離婚、再婚と映画は庭のことばかりでなく、彼女の背景にもカメラを回します。娘さんの病も含めてすべてを受け止める包容力の秘密がその庭づくりにある気がしました。お薦めです。

◇収穫した野菜で漬け物づくりという目標は来春までお預けですが、「あまちゃん」の後に始まった「ごちそうさん」で毎回のように漬け物場面が出てくるので、一日一回かき混ぜるのを思い出させてくれます。ぬか床も順調です。

◇曽我真弓さんを講師に迎えたワイヤーアートの教室は大成功でした。午前午後とも10人前後で人数も工房のスペースにぴったり。
 ワイヤーを扱うというのはあまり経験がないらしく、はじめのうちおっかなびっくりだった参加者も、初歩の初歩から練習していくうち、だんだん熱が入り、大胆な構図に挑戦していました。
 午前中は、シャボン玉遊びが課題。単純にワイヤーを輪っかにしただけで、シャボン玉ができるのにびっくり。前は毛糸を巻いたり、布をつかったり、いろいろ工夫していたのを思い出します。
 杉山兄弟の絵本を参考に、フラフープを利用してシャボン玉の中に入る実験に成功したのも支援学級時代の大きな思い出です。
 今回は曽我さんの作品を参考にしながら、それぞれユニークな作品が並びました。お地蔵さんの後光からシャボン玉が生まれる作品もありましたよ。
 午後はクリスマスツリーづくり。ワイヤーがモールオーナメントで飾られるとみるみるクリスマスモードに。そのせいか、寒さが早々やってきてしまいました。
 この教室、リクエストが多かったのですが、日程の都合でまた来年企画させていただきます。

◇「はだしのゲン」の漫画全七巻を読み切りました。貸し出し図書からはずすなどのニュースがきっかけですが、かつて自分自身も一度読みかけて、描写のすさまじさに途中で投げ出していたので、今度改めてじっくり読んでみました。ゲンの生き様に作者の原爆に対する激しい憤りが重なり、その迫力に圧倒されながらも、いつのまにか自然にゲンを応援していました。やはり名著だと思います。

◇講師生活も3年目。今年の職場でも勉強の苦手な子のお手伝いをしています。国語と算数のやり直しが主ですが、つまずいているところが様々なので、教材、教具の選択が大変です。しかも支援学級のように全く教科書から離れてしまうわけにもいかず、その橋渡しに一工夫も二工夫もセンスが要求されます。加えて、勉強が好きではありませんから、普通のやり方では逃げてしまいます。そのお助けに活躍しているのが、五味太郎シリーズ。絵本をクイズ風に改作すると大概の子が食いついてきます。「さるる」の絵本、「漢字絵本」、そして10巻ある「言葉図鑑」も使えます。彼のことばをおもちゃのように楽しく操るセンスにはいつも脱帽です。
 数の補いでは、昨年も紹介した小さな1cm木製タイルが今年も活躍しています。5のかたまり、10の一本の棒と十進法も一目瞭然なのですが、つまずいている子のほとんどはひたすら数えることに終始しています。これを切り換えるには、じっくり自分で操作して数のイメージを作り直す必要があります。ある子は、このやり方でわり算まできましたが、教室で繰り上がりにつまずいている子も多く、簡単にやり直しがきかないジレンマを感じています。

◇ビー玉シリーズに拍車がかかってきました。四角い形の次は、長方形に。これはビー玉が流れるイメージです。ハンドルで回転もさせたくて八角形のパターンも考えました。ならばと円もデザインしましたが、試作が追いついていきません。枠材の加工が大変なのです。というわけで最初の動機の赤ちゃんおもちゃからだいぶ離れてきましたが、全部そろってくると壮観かもしれません。いつになることやら。

◇お隣の大国、中国との諍いが時々報道されますが、日本で飼育されたトキが34羽も中国で放鳥されたと言うニュースは、とても明るい気持ちにさせてくれました。すでに絶滅してしまった日本のトキは、同じ種である中国のトキを連れてきて佐渡に放鳥できるまでに復活しつつありますが、その子孫が里帰りしたわけです。いい話だと思いませんか。

◇しばらく新着おもちゃでボードゲームを購入していませんでしたが、今月はひとつピックアップしてみました。「マラケシュ」というじゅうたん商人のあらそいで、自分のじゅうたんをしきつめていきます。おもしろ学校でカード織りをやるので、織り物つながりで選びました。ただ入荷するのは中旬頃だそうです。

◇一日おもしろ学校の受付も進んでいます。今回は岡崎勝さんの特別講演もあり、大人数になることが予想されますので、まだの方は早めに申し込んでください。

◇もうひとつ、別の団体で乳幼児に関する講演会も企画しています。保育体験豊富な水谷瑛子さんに保育、子育てを巡るもろもろについて、語っていただきます。ひろばから、おすすめのおもちゃも運んで、子育ての参考にしてもらう計画です。よかったら、こちらも聞きにきてください。 (11/24日 鶴舞中央図書館 PM1:00〜)    

◆◆12月の予定◆◆
・ひろば 1日(日) 15日(日) ・工房  7日(土) 21日(土) 要予約
・冬の工作教室 14日(土) 要予約   
 午前の部(10:00) コースター織り  午後の部 (2:00) カード織り  定員 10名 
  参加費 500円    対象 小学3年生以上    申し込みは メールかFAXで