ひろば通信 14-02       
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   2014年1月31日(金)

 ◆◆2月の予定◆◆  ・ひろば 2日(日)/16日(日)  ・工房  8日(土)/22日(土)    

◇久しぶりに庭のスノードロップが咲きました。 この寒さの中、小さな白い花のパワーに驚きます。水や肥料、土の種類と植物を育てるには、ノウハウがいっぱいあって、未だに世話がおぼつかない毎日ですが、要は植物の方に任せればいいのですね。むしろ手をかけない方がいいことも含めて、植物の声が聞こえるようになりたいものです。

◇荒子観音で円空仏の本物を見て、円空が薪にするような木からも仏様を掘り出していたことを知り、仏像は掘り師の魂の表現だと思いました。一見荒々しいノミの堀跡の中から、円空仏は笑みをたたえ、庶民に安心感を与えます。ちらっと見ただけで恐れ多いですが、仏像組み木の第二弾として、その円空仏をイメージしてデザインしてみました。方眼紙に描いた仏像はノミの線はとてもでませんでしたが、その印象だけを形にしてみました。12万体をめざした円空にあやかり、とりあえず12体を切ってみました。並べるとそれなりに様になったようです。

◇「一日おもしろ学校ごっこ」を初めてとして、毎年恒例のワークショップがいくつかあります。なかなか新メニューが思いつかず、数年のサイクルでお茶を濁していますが、今年はぜひ、ビー玉おもちゃのワークショップをやりたいなともくろんでいます。自分が半年間はまって、いまだに続いているのですが、子どもたちと作るには材料、手順等まったく未知数です。そこで先月たまたま工房に来ていた3年生の子にひとつ挑戦してもらいました。2ミリの薄板、アクリル板、5ミリ幅の枠板と多彩な材料を何とかこなし、ビー玉コースおもちゃを完成してくれました。ちょっといけそうかも。他の方もぜひチャレンジして下さい。

◇そろそろ打ち止めかと思っていたビー玉シリーズですが、ふと、季節の表現はできないかなとおひなさまをイメージしたら、他にもいくつか思いつき、いっそのこと12月全部そろえてみました。苦し紛れなものもありますが、飾り物優先のおもちゃとしてご覧ください。写真の作品は2月の鬼、目玉をビー玉にしてみました。3月のおひな様、10月の運動会の玉入れ、 赤白に分けていれると ころがみそ。12月のク リスマスの天使とかな りのこじつけ。カラフ ルなビー玉に助けられ ています。

◇門野晴子さんの「ギフティッド・チャイルド」(星雲社)はとても明るい気持ちにさせてくれる本です。米国在住の娘さんが育てる二人の自閉症児、エリックとジェニファーのエピソードが、バーバの視点から、やや遠巻きに、やや無責任に、やや溺愛気味に語ってくれます。周囲や教育環境の違いに愕然とする場面もありますが、よりいい条件を求めて声をあげて行く姿勢はどこでも共通でした。かつて佐々木正美さん主催の研修会で何回も聞きかじったIEP(個人教育計画)も実際に当たり前のこととして示されます。その子に関わる大人たちが両親も含めて一同に介し、その子のいいところを半日もかけて語り合います。うらやましいかぎりです。学ぶべきことが見つかり、この子たちの子育て、そんな深刻になることもないかなと楽な気持ちになれると思います。(岡崎勝さんからのプレゼントでした。映画化されます。)

◆◆3月の予定◆◆ ・ひろば 2日(日) ・工房  8日(土)

注)年度末、東京個展などで予定が変わるかもしれません。ご容赦下さい。

注2)メールアドレスを変更しました。しばらく様子見です。