ひろば通信 14-06       
・発行 おもちゃのひろば  
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   2014年5月29日(木)

  ◆◆6月の予定◆◆
  ・ひろば 1日(日)・15日(日)
 
・工房 14日(土)

◆6月のイベント紹介 
・木のおもちゃ展 6/7,8 出品します      栄ナディアパーク
・おもちゃばこフォーラムin京都        6/21,22
・アートイ展 6/24〜29 東京銀座画廊
・一日おもしろ学校ごっこ 6/28(土)     東別院ホール

◇毎年ユズの葉にアゲハの卵が産みつけられます。黒い幼虫から徐々にかわいいアオムシになりますが、蛹になる前に姿を消してしまいます。そこで今年はアオムシになった頃を見計らって、ネットをかぶせ、外敵から保護することにしました。しばらく順調に育っていましたが、気づくとアリが群がっていたり、ユズの葉も裸になり裏からサンショウの葉を補充したりとなかなかの手間。やっと蛹がひとつ出来ましたが、すき間があったせいか、アオムシの数は2匹に激減。人間様のおせっかいをどこかで笑われているような気がしますが、何とか大空に放したいものです。

◇おもしろい体験をしました。所属している愛知子ども文化団体協議会というグループの総会があり、午後そのイベントがありました。会場の八事のマンションの森に生えている大きな木にロープをさげ、腰のロープと絡ませて登っていくのです。ツリーハガーズという専門のメンバーが指導してくれ、楽しい木登りを体験しました。要領はロープを突っ張ったり緩めたりして徐々に登っていきます。さして力も使わず、高い上からのながめはいい気分。力をぬいてぶら下がっていられるので、ちょっと天上人になったよう。小学生でも可能でその子どもらに高いロープの方を取られてしまったのが心残り。大人げないと言われましたが。
 この動き、ひろばにもあった木登り人形そのままでした。糸のもつれで修理中ですが、この体験がいいヒントになりました。

◇昨年、百名山巡りの三つ目御嶽山で初めて登頂できず、断念。筋肉の衰えも感じたので、今年はまず低い山でいいので、登り通すことを目標にしました。選んだのは近場の鳳来寺山。豊橋から出ている飯田線に乗りますが、緑の車窓を味わう前に着いてしまいます。平日のため、ほとんど人に会わず、クマ出現の看板にちょっとビビりつつ、4時間のコースを歩き通しました。何と言っても鳳来寺までの石段のすごいこと。その数もすごいですが、これを積み上げた人の労力に感服しました。

◇今月からイベントがたくさんあり、その準備に追われています。個展をきっかけに商品として買っていただく作品づくりもひとつの分野として位置づける気になってきました。金額とそれに見合うものと言う、ものすごくはっきりした評価なので恐ろしいことですが、作りがいがあることも分かりました。欲張らず続けていきます。

◇ビー玉おもちゃの新作ができました。透明のビニールホースの中にビー玉を走らせたいのですが、穴の大きさが微妙。後、ホースのためカーブしているので、そのカーブをそのまま利用してみました。カースロープ式に下りてきますが、割とゆっくりペースになったのでよかったです。エッグスタンドはちょっと早かったので。

◇テレビで紹介された不思議な砂「キネティックサンド」を買ってみました。室内で砂遊びができ、手も汚れないと言う謳い文句に飛びついたのですが、感触は確かに不思議です。強くにぎると粘土のように固まり、でもすぐほぐせます。ならばと持ち運び用のケースと型押しのパーツを合板で作りセットにしてみました。ひろばでぜひ感触をお試し下さい。

◇村岡花子の生涯をモデルにした「花子とアン」に毎朝気をもんでいます。数年前、BSで放映されていた「赤毛のアン」のテレビシリーズにハマり、全作見切った余韻を思い出しつつ、話の展開に待てず、原作本「アンのゆりかご」を読んでしまいました。  脚本のうまさに感心しながら、現実の花子さんも明治、大正、昭和を生き抜いた文化人、先駆者、一女性としての一生にすごいの一言。ラジオ放送までしていたとは。身につけた英語力を生かし、空襲のさなかでも「赤毛のアン」の翻訳を続けていたその気持ちの中には、単なる意志の強さだけではない文学や時代へのこだわりがあったようです。やがて自宅で文庫活動もはじめられ、石井桃子らとの接点も今につながっていきます。
 ひろばの図書をよく見たら村岡花子訳のアンが出てきました。
 もうひとつ、娘に読んだよと言われてしまった「大地の子エイラ」も確かにひろばにありました。どうも買いっぱなしがバレバレです。ついでに今高畑・宮崎コンビのアニメ版「赤毛のアン」もBSで放映されています。

◇新着おもちゃを3つ紹介します。  まず、ミニ積み木「ベーシックスピール」。丸、三角、四角の7片の小さな積み木から8通りの積み方が紹介されています。頭のやわらかさが試されます。
 小さい子にもできるゲームをと選んでみました。 「テンポフィッシュ」3才からできます。つり人と魚チームに分かれ、魚が海ににげるか舟に乗せられるか、色サイコロの運で決まります。
 もうひとつは、久しぶりの本ちゃんボードゲーム「チーズのお城」。チーズのお城に忍び込んで、チーズを探します。屋根をはずしてその中を進みます。床も移動します。しかし、落とし穴もあります。最初にチーズを4個獲得したプレーヤーが勝ちです。しかし、説明書を一度読んだだけではルールがよく分かりません。また、ひろばでじっくり研究してみましょう。

◇読書や映画でファンタジーの世界を楽しんでいるうちに、きな臭い話がどんどん出てきました。福島の原発問題がまったく先行き見えないうちの再稼働、他国への売り込み。秘密保護法案で都合の悪い情報が操作されかねません。NHKの経営委員の方々のおかしな発言。公共放送は中立という当たり前のことが浮いています。そして、とどめは集団的自衛権の提唱。戦争をしない国である誇りはどこに行ったのでしょう。この国に生まれて本当によかったと思っている一人として、今何をしたらいいか、迷っている場合ではないかもしれません。

◇子育ての名言  乳児は肌を離すな。幼児は肌を離して手を離すな。少年になったら手を離して目を離すな。青年期になったら目を離して心を離すな。  (毎日新聞-子どもしかる前に親が変わるより)   

 ◆◆7月の予定◆◆ ・ひろば 6日(日) ・工房  13日(日)AMのみ   

 ◆7月のイベント ・アートピア子どもワークショップフェスティバル 26日(土) 栄ナディアパーク