ひろば通信 14-11       
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   2014年11月1日(土)

◆◆11月の予定◆◆ ・ひろば 2日(日)・23日(日) ・工房  8日(土)
・小松ワークショップ 16日(日)

◇台風一過と共に秋本番。夏越ししたクレマチスが一輪、同じく夏越ししたシクラメンも咲き始めました。これはもう冬の知らせかな。  台風と言えば伊勢湾台風のことが忘れられません。未だに戦後最大規模の記録は破られていないようです。まだ小学3年生だった私は、父親が雨戸を打ち付ける姿やあちこち雨漏りしてぽちゃぽちゃいう音が面白かったことは覚えていますが、暴風雨が吹き捲くる中で朝まで爆睡していたようです。幸いこの場所が高台だったので、浸水の被害はなかったのですが、翌朝目が覚めたら、隣の兄弟が隣に寝ていました。どうしたのかと思ったら、隣の家は2階の屋根が丸ごと吹き飛ばされていました。
 快晴の青空の中、みんなで近所を回ってみると、100メートルくらい先にその屋根が横たわっていました。その後の記憶は忘れてしまいましたが、あんな被害二度とごめんですね。

◇ちょっと前になりますが、地下のドライエリアにもハンギングの植物がたくさん吊るしてあります。ところが、その支えのラティスがみごとにくずれてしまいました。たぶん5年以上の風雨に堪えられなかったのでしょう。木製では限界と思い、今度は金属の棚にして模様替え。けっこうたいへんな作業でしたが、教え子の二人が手伝ってくれました。持つものは何とかですね。

◇朝の楽しみがひとつ増えました。わが家の朝は結婚以来、キリマンジェロという銘柄のコーヒー豆を挽き、モーニングコーヒーを入れるところから始まります。今回それに加えて、コーヒー豆を自家焙煎してみることにしました。焙煎器もいろいろあるようですが、手軽なハンディタイプにしました。ガスコンロの上でやりはじめましたが、やりにくいので、思いついたのは、登山用のコンロ。しばらく山で使っていないので、ちょうどいい出番でした。2,3分揺すっていると黄色くなりやがてはじけてきて茶色になってきます。このあとどのくらい煎るかで焙煎の良し悪しが決まりますので、ちょっと緊張します。毎回色具合が違うのでただいま楽しい自由研究中です。

◇母親の研修旅行のついでにアーちゃんを2日間預かりました。すでに4年生になり、夏も痛感したのですが、多忙な小学生になっています。地域のバレーボールチームに入り、朝練も含めた練習がみっちり。それにピアノとスイミング。彼女の家にはスケジュールボードが貼ってありました。そんな忙しい日常からこの2日間はゆったり時間の取り戻しだったようです。遊び慣れた地下のひろばで好きなだけボードゲームを取り出し、けん玉やパズルを楽しみ、工房ではコースターを織り上げ、お友だちのおみやげにびゅんびゅんごまづくり。庭では渋々球根植えを手伝ってくれましたが、成長すると自然遊びから離れていくのはさびしいですね。

◇ビー玉コースがそろそろ打ち止めになりそうです。そこでちょっと趣向を変えて、ロングバージョンにしてみました。ゆっくりコースの3種ができ上がりました。数秒間の癒しを楽しんでください。

◇小学校の定員を40人に戻す動きがあります。教育効果は決して人数だけで決まるわけではありませんが、予算削減のために現場を混乱させるのはやめてもらいたいものです。その理由がいじめや暴力行為が減ってないということなら余計に現場をバカにしています。確かに難しいお子さんが増えている実感はあります。ならその子とじっくり向き合い付き合うしかありません。それには時間と人手がいります。即席で解決することではありません。だったらそこにこそ予算を使うべきでしょう。無理解な政治家こそ削減してもらいたいものです。

◇おもしろい物を作ってみました。テレビのワイド番組で紹介していた紙コップを使ったiPhoneスピーカーが気になり、どうせならと板で作ってみました。スマホを差し 込むと気持ち音が大きく なり、膨らむ感じがしま す。中の構造はもっとい じれそうなので、しばら く遊んでみます。

◇「世界から猫が消えた 日」を書いた川村元気さ んの新作「億男」を読み ました。突然3億円を手に入れた男の悲哀が丁寧な取材を元におもしろく展開します。経済に疎くお金に縁のない私も束の間金持ちになった時の悲喜こもごもを味わいました。

◇時々「日曜美術館」を見ていますが、以前安野光雅さんの特集が再放送されていました。「旅の絵本」シリーズの最新刊日本編の制作場面を中心に、本当に楽しそうに絵に没頭している姿は90近い作家には見えませんでした。好きな本や役立ちそうな本を見つけると手元に置かないと気がすまない習慣は学生時代からのもの。たまには処分しますが、たまる一方です。その中でも一番多い蔵書がこの安野さんの著作。絵本から単行本、画集とほとんど揃っています。中でもお宝は、CD-ROMのソフト「ペペロン村の四季」です。ただ古いOSでしか動かないので、パソコンも処分できないのが悩み。でも素敵な内容が捨てがたいのです。
 さて、全巻揃っている「旅の絵本」シリーズ。どのシリーズにも安野さんの隠し遊びがあり、自分の教養が試されます。隠し場所が知りたい方は同好のファンのサイトがありますよ。

◇おもしろ学校の募集が始まりました。会場は前の女性会館に戻りました。やはり慣れたところがいいですね。私のものづくりは久しぶりに低学年ともやってみます。相変わらずビー玉ですが、ユニークなコースができるのを期待しています。高学年は数年前にやったビー玉万華鏡の改良版を用意しました。ぜひ早めに申し込みください。

◇もう一つ 小松さんのワークショップも少しだけ余裕があります。めったにお会いできない作家さんですので貴重な機会ですよ。

◇閑話休題(毎日新聞より) 上手な叱り方のヒント 《借りてきた猫》
〈か〉感情的にならない〈り〉理由を話す 〈て〉手短かに〈き〉キャラクターに触れない 〈た〉他人と比べない 〈ね〉根に持たない 〈こ〉 個別に叱る  
 

 ◆◆12月の予定◆◆
・ひろば 7日(日)、 21日(日) ・工房  13日(土)、20日(土)
・おもしろ学校ごっこ 6日(土)