ひろば通信 15-02       
・発行 おもちゃのひろば  
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   2015年1月31日(土)

 ◆◆2月の予定◆◆ ・ひろば 1日(日)・15日(日)
           ・工房  7日(土)・21日(土)

◇心なしか日が長くなり、少しほっとします。この時期は園芸の作業もあまりないので、せっせと土づくりをしています。畑も花壇もないので、プランター中心のガーデンですが、それでもけっこうたくさんの土を使います。それもほとんど使い回し。古い土をふるいにかけ、堆肥や腐葉土とまぜて使っています。ミミズが出てくると大歓迎、そっと土の中に戻ってもらいます。来月の種まきが待ち遠しいこの頃です。

◇アーちゃんに贈ったレジスター、触ってみたいと言う声に応えて、第二弾を作ってみました。最初のときはデザインして形になるまで、ほとんど丸一日でできてしまいましたが、今回は3日以上かかってしまいました。気持ちが乗っている時のテンションはかなり違うことが分かりました。先月のひろばでもまずまずの評判、今貸し出しをいつからするかに悩んでいます。

◇ビー玉の新しいシリーズが増えてきました。ゆっくりバージョンの応用ですが、こんどはコースを長くしてみました。ビー玉の音も楽しんでください。これば実は今年のアートイ展のテーマ「流れる」を意識した作品です。ビー玉が流れるように動く作品、もう少し追究してみます。

◇「6才のボクが大人になるまで」(伏見ミリオン座公開中)はぜひ見てもらいたい映画のひとつです。評判を聞いて見たのですが、最初は離婚、再婚を繰り返すアメリカ社会の象徴のような環境の中で、ボクがどのように成長して行くか注目していましたが、それぞれのエピソードが軽く扱われているので、さほど感動しませんでした。でも、見終わってストーリーを振り返ってみると、じわーと来るものがあります。こんな感想を持った映画は初めてです。

◇ホフマン作の「クルミわりとネズミの王さま」(岩波少年文庫)を読みました。前に読んだのですが、暮れに本屋に行ったら宮崎駿監督書き下ろしのブックカバーが付くというので思わず買ってしまいました。マリーが気に入ったクルミわり人形とネズミたちとの戦い、ドロッセルマイヤーおじさんのふしぎな魅力、よくできた物語ですね。窓辺のクルミわり人形、ひろばでもみんなを見ていますよ。

◇今度の人質事件は「イスラム国」の問題が決して遠い国の出来事ではないことに、思い切り気づかされました。やり方は卑劣ですが、その背景はあまりに複雑で根の深いものがあるようです。パレスチナ難民を生んだ中東問題を欧米や冷戦の都合でかき回してきたつけもあります。かってにイラクに攻め込んで国内を混乱させたままのアメリカのやり方にも責任があります。そして戦後ヨーロッパにたくさん移民して下層労働者として貢献してきたイスラム系の人たちの現在の貧困問題にもつながっています。では、どうすればいいか、正直言って私には分かりません。ただ、暴力、戦争は認めないことだけは確かです。  
 ■この問題等を考える為の私自身への参考文献  
 ・「ヨーロッパとイスラーム」   
 ・「アメリカよ、美しく年をとれ」   
 ・「帝国を壊すために」
 ・『新しい世界史へ」以上すべて岩波新書  
 ・「社会の真実の見つけ方」岩波ジュニア新書  

  ◆◆3月の予定◆◆  ・ひろば 1日(日) 15日(日)  ・工房 7日(土) 21日(土)

◆1月末に体調をくずし、しばし病院通い(急性盲腸炎)。ほぼ回復しましたが、改めて健康管理の大事さに気づかされました。
で、今号は半頁でご容赦。