ひろば通信 15-10            
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   2015年10月2日(金)

 ◆◆10月の予定◆◆ ・ひろば 4日(日) 25日(日) ・工房 10日(土)

◇スーパームーンを挟んで、すっかり秋らしくなりました。庭では白い彼岸花が今年も咲きました。その報告をしにお墓参り。結局シルバーウィークはほとんど遠出をせず、種まきとフェスティバルの準備に費やしました。

◇わが家も築10年を越え、隣のリフォームした工房も5年が経ち、ようやく庭木が落ち着いてきた気がします。春には毎年筍がたくさん取れますが、地下で少しずつ根をのばし続けているようです。お隣の境を越えないことを祈ります。隔年で収穫のはずの梅もけっこう取れ、自家製梅干しを味わっています。
 久しぶりに3月仕込んだ味噌が酷暑の夏を乗り越え、カビもあまり生えずそろそろ食べ頃になってきました。手づくりに参加したメンバーからは少し早いですが、味噌おでんのリクエストが届いています。
 庭木でたいへんなことになりつつあるのは、前の家から大事にしているアイビーがどんどん成長し、門や壁にはい上がりつつあることです。将来的にアイビーにおおわれた家というのも、物語風でいい気がしますが、どうなりますか。

◇先月のひろばの後は、ひたすら組み木フェスティバルの準備でした。今年は九州が会場なので、かなり遠征する気分。しかもテーマが「古代・古墳」なので、よけいに遠く感じました。
 場所は博多からJRで40分ほど行った桂川(けいせん)と言う町。でも行って驚きました。町は小さくても、これまでにない広さの会場。併設された図書館の充実していること。そこにも小黒三郎さんの組み木が、きれいに飾ってありました。桂川は王塚古墳で有名ですが、古墳の中の石室にきれいに装飾が施されています。記念館で間近に見せてもらいましたが、古代の職人の技恐るべしでした。もし先にこの見学ができていたら、もう少し違う作品が思いついたかもしれないと 、自分に言い訳しています。
 フェスティバルは3日間でしたが、何と3000人近い入場者にびっくり。10台用意した糸のこもほとんど休むことなく稼働。町民挙げての盛り上げに感謝です。小さい子を抱いた女性が「桂川に住んでいて初めてよかったと思いました」と正直な感想をもらしていました。
 糸のこと言う共通の道具を使って、組み木や私のようにビー玉おもちゃあり、小黒さんのテクテク人形、回転して落ちてくるカタカタ人形など、レパートリーあふれる作品に小さい子もいっぱい刺激を受けたことと思います。でも、いちばん刺激を受けたのはいつも自分自身だと思っています。
 たまたま地元の新聞に載せてもらいました。

◇久しぶりに三本続けて映画を楽しみました。まず、「進撃の巨人」の後編。作者の要請もあり、あえて原作と違う形でストーリーが完結するように構成されていました。巨人に隠された秘密もほのめかせつつ、話はよくまとまっていました。「ナウシカ」や「魔女の宅急便」もそうでしたが、いくらでも脚色できるし、簡潔にもできてしまうという当たり前のことに今気づきました。でも原作にはこだわりたいですね。 その次は「アントマン」。務所帰りの男が超ミニサイズに変身できるスーツを着て、アリを手なずけ暴れまわります。痛快ですが、別れた最愛の娘との関係などホロリとなる場面もあります。最後は「キングスマン」。イギリスの非公式スパイ組織のアクションものですが、スーツのまま暴れるにしてもちょっとやり過ぎの感ありでヒットしなかったかも。私はこの後風邪を引き、つらい旅行になってしまいました。

◇ 多くの反対を押し切って安保法案が成立してしまいました。デモにも参加していないので、大きなことは言えませんが、時代に逆行していることは間違いないと思います。自分の国だけ、同盟国だけ安全ならいいと言う論理が通る状況ではないはず。誰かが犠牲になるまでこの国の政治家は気づかないのでしょうか。

◇ひろばで絵本好きな方から、今一押しの絵本を教えてもらいました。その名も『すーべりだい』(鈴木のりたけ作)。そうすべり台が変幻自在に変身します。その発想は「だるまさんが」のかがくいさんに通じるものがあります。続編の『ぶららんこ』は来月までお待ちください。

◇名作『100万回いきたねこ』をモチーフに佐野洋子さんとゆかりのある作家たちが、短編を綴りました。タイトルは「100万分の1回のねこ」。どれも読み応えのある小品でした。

◇今月の新着おもちゃを紹介します。ひとつは「声をひそめて」チーズのお城の穴にサイコロで出た色のとおりに棒を通します。鈴の音が鳴らないようにね。左は、組み木フェスで買った、岡山の甲本さん作の「やまぼうし積み木」デザインがすてきです。兵庫の中村和子さんからは、花ゴマのプレゼントがありました。よく回ります。


■おしらせ
   2015秋の特別工作教室  
〈空き箱で妖怪をつくろう!〉
◯講師 高橋和真さん (パッケージクラフト作家)
                   ◯日にち 11月22日(日) AM10:00〜12:00 PM 2:00〜4:00
                   ◯場所 工房「ひろば」
◯内容 ・午前の部:猫又(材料はトップバリュ チョコプレッツェル)・・・ 低学年から
   ・午後の部:がしゃどくろ(材料はトップバリュ クラッカー)・・・ 高学年以上
早く終わった人は別の妖怪を作ってもOKです。
◯参加費 どちらも1000円
◯持ちもの  はさみ、室内履き
◯申し込み方法  FAXかメールでひろばまで
  10月10日AM9:00から受付。どちらも先着12名まで。  
 

◆◆11月の予定◆◆ ・ひろば 1日(日)、15日(日) ・工房 7日(土)
          ・秋の特別工作教室 22日(日)