ひろば通信 16-02            
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   2016年2月4日(木)

 ◆◆2月の予定◆◆
・ひろば 7日(日) 23日(日) ・工房 27日(土)
・卒業生の会 14日(日)

◇庭師さんに剪定してもらったコブシの枝に花芽が付いていたので、水にさして窓辺に置いておいたら、白い花がぽちぽち咲き始めました。生命力の強さを感じる冬の日々です。
 コブシの木の名前、どこかで聞いたなと思い出したら、昔保育園の集会などでよく歌った「私の子どもたちへ」の歌詞(生きている鳥たちの〜)の中に出てきました。この曲を作った笠木透さんも一昨年他界されましたが、彼の作った歌は今でも生きています。

◇そんな若かりし頃は、この国の世情が気になり、よくデモにも参加していました。さらに学生時代はもしかしたら本当に変革が可能になるのではと危うい集会にも出ていました。ところが昨年の安保法案を巡る動きを見ながら、全く気持ちが変わったなという思いがあります。その当時は体制を代え、新しい時代にするんだという思いが強かったのですが、今は憲法を筆頭に、これまでのあり方を変えてはいけない、何とか維持するんだという「保守」の思想に傾いています。政治だけではなく、自然環境もこれ以上悪くしないように「守る」姿勢を貫けたらと思います。
 18歳の選挙権を目の前にした若者たちにも、ぜひ幅広く冷静に世直しのエネルギーを持ってほしいものです。

◇映画鑑賞に行く間もなく、制作に追われています。ついに普段は無関心の連れまで動員して取り組んでいます。最大の難関はジャンボ迷路。大きさが60cm四方もあるため、とても一人では回せないのです。舞台上で映えるにはこれくらいの大きさが必要らしく、糸のこで切れるギリギリの幅に挑戦しています。でも、孫が生まれた時はこれより大きなベビーベットを婿さんと作っていたんですよね。  もうひとつは先月紹介したアルファベット迷路。こちらも大きいサイズがご希望でしかも2セットの注文。とりあえず1セットでき上がったので、全部並べてみたらなかなか壮観な景色になりました。
 最近赤ちゃんのお祝いを頼まれ、ふと思いついてこのアルファベット迷路をイニシャルにして、逆にミニサイズで作ってみました。ちょっとガラガラ風のおもちゃになり、これからも生かせそうです。

◇「はてしない物語」の3回目の読書をしながら、この物語に出てくるふしぎな生き物をおもちゃにしようと考えています。結局形になりそうなのは、物語全編で活躍する「白い幸いの竜」ともうひとりの主人公アトレーユが乗る馬アルタクスのふたつ。これも舞台用にはジャンボサイズになりますが、とりあえずは試作。竜は映画のイメージも影響しやさしい犬のような顔にしてみました。馬はおもちゃ作品なので、いっそ木馬風にして、ちょっと乗れたらいいなと構想しています。

◇「幸いの竜」の参考になるかもしれないと、松谷みよ子の「龍の子太郎」を読み直してみました。龍に変身してしまった母は、自分の眼球を赤子に与え母の愛と命をつなぎます。成長した太郎が母を探しに冒険の旅に出る展開は、毎回よくできているなと感心します。

◇落として画面がひび割れてしまったスマホがどうにも使いづらいので買い替えました。さして利用していませんが、新し物好きなのでつい最新型を購入。機種を代えるとデータの移し替えが大変なのは予想していましたが、案の定メールはつながらないし、貯まっていた音楽データも一部は聞けなくなってがっかり。やり直そうとしたら、今度はパソコンの0Sが古く対応せず。パソコンを買い代えるのはくやしいので、このまま使うしかあれません。もうこの辺で新しいものに飛びつくのは卒業した方がよさそうですね。(今頃かい!)

◇ジブリの機関誌「熱風」をとっています。時々ハッとする特集があるのですが、今回はけっこう恐い内容でした。特集のタイトルは「日本人とクスリ」。クスリって本当に大丈夫なのと不安になる記事がずらり。でも健康について真剣に考えている方たちには常識らしいです。いくつか抜粋しますので、関心のある方はぜひ本文をお読み下さい。
・ずっとクスリ漬けの生活を送っていた人が、クスリをやめたら元気になった・・
・製薬会社が儲けるために医者を動かして、病気を作っている・・
・患者の側のクスリ信仰をやめる意識改革が必要
・重大な自覚症状がないときには、クスリは意味がない
・薬は身体には異物で毒 ・自分で自分を治す力が本来備わっているetc

◇もうひとつ雑誌から引用します。先月も紹介した岡崎さん編集の「おそい・はやい」の今号の特集は『子どもと「戦争・テロ」を話すときに』。 大人の立場が問われる内容です。
・「いじめ」には友だちや大人に応援を頼みながら「闘う」「がまんする」「逃げる」の三つしかない・・
・「いじめ」は大人社会の民主主義の実態が試されている・・
・自分たちを守るためにやるべきことは「敵をつくらない」こと
・平和とは・・他者とともにある環境で生きていくこと・・
・大人になるって・・「腹をくくる」ということ、そこに責任を持つ。
・家庭で親が子どもに伝えなければならないことは「あなたはかけがえのない存在である」という事実・・etc

◇「パディントン」は楽しい映画でした。ニコール・キッドマンが美しい悪役をやり、花を添えています。実写版なのでどんなクマになるか半信半疑でしたが、さすがに最新のCGはちがいますね。ものすごく自然で、ついほろりと来てしまいます。ロンドンを舞台にした物語の展開も楽しく、ミッション・インポッシビル風だったりメリーポピンズ風だったり、監督も遊んでいます。最近ロンドンから帰ってきたおもちゃ仲間がいるので、ぜひ薦めたい作品です。

◇先月のひろばで、新作の「組む組む積み木」のバリエーションを試してもらいました。自分でもいろいろ試していますが、子どもの柔らかい頭にはかないません。スターウォーズに出てきそうですね。

◇今月の新着おもちゃは、有名なボードゲーム「カタン」を購入しました。ただ、先回の「ナイヤガラ」もそうですが、少し年齢の高い子向けのゲームなので、まだじっくりゲームの進め方を研究できていません。ぜひ、この辺が得意な方にマスターしていただいて、ご教授をお願いします。   

 ◆◆3月の予定◆◆ ・ひろば 6日(日)  20日(日) ・工房  12日(土)