ひろば通信 16-11            
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   2016年11月4日(金)  
 ◆◆11月の予定◆◆ ・ひろば 6日(日) 20日(日) ・工房 12日(土)
      ・秋の特別工作教室2 26 (詳細は後ほど) ・卒業生の会 13日(日)

◇山崎川の桜並木もすっかり葉を落とし秋が深まってきました。そろそろ球根の植え時。昨年までのものと新しいもの混ぜこぜで春を待ちます。

◇ゲスト講師による工作教室も6回目になりました。今回は岡山から若手のおもちゃ作家糸日谷(いとひや)さんを招いて「からくりおもちゃ」に挑戦してもらいました。
 午前中は「旗揚げ人形」ただ、知っていると思った「赤あげて、赤下げないで、白あげて」のあそびを知らない子もいて、歌と作品の両方のワークショップになりました。
 基本のセットを自分のイメージでオリジナル作品に工夫するのですが、みんなさっさとデザイン画をお絵描きし、ほぼその通りの作品ができあがったことにびっくり。子ども恐るべしでした。
 午後は少し複雑なからくり人形。クランクの原理を使い、仕かけが見えてくるとそこからが本番。二枚の板から動く人形を連想します。ここで糸のこの出番です。
 感心したのは、何センチで切るとか決めないで、仕かけの動きを見ながら調整して組み立てていくこと。これがからくりの醍醐味と講師さんに教えてもらいました。
 後から私も工作を楽しんでみました。プレゼントくばりに疲れたトナカイと金太郎の行司です。

◇今職場では最近減ってきたという学芸会の練習のまっ最中です。セリフを覚え、振りをつけ舞台の上で大きな声を出すという、自分が子どものときもっとも苦手だったことを今の子どもたちは平然とこなしています。役決めもさしてもめることなく、淡々と役に徹しているはちょっと不思議な気がします。昔ほど大げさに考えないのはいいことかもしれませんが。

◇五味太郎のこれまでの絵本をまとめた「絵本図録」が出ました。かなりの絵本がひろばにもありますが、最初のきっかけは「さる・るるる」だったと思います。ことばあそびとシンプルな絵の展開になんてセンスのいい作家だろうと、その後新刊が出るたびに(全部ではありませんが)コレクションしてきました。それがこの図録に収集されていますが、ここに出てこない「あそびえほん」も気に入っています。動物パネルやかおあそび、ほとんどおもちゃに近い感覚で作品にしています。ファンが多いはずです。
 「おそい・はやい」を編集している岡崎勝さんによると近々取材するそうなので、またお知らせします。

◇「ジャングルブック」の原作にハマっています。ディズニーがアニメや実写映画にするのですから、軽いお話かと思いきや、ジャングルの生活をしっかりリアルに描写しています。しかも動物の生態もよくとらえ、不自然にならないように描いています。シートン動物記を彷彿とさせる内容に感心しています。モーグリがどう人間に関わるかラストが楽しみです。

◇動物と言えば星野道夫の写真展に行ってきました。写真集は手元にありますが、パネルに引き延ばされた大きな写真はまた迫力が違いました。何万というトナカイの群れの写真も遠くまでアラスカの原野が写り込まれているのを実感しました。すぐトリミングしてしまう素人ぐせを反省しました。

◇新着おもちゃは、からくりに関連して中井英樹さんデザインの「ループゲーム」がひとつです。工作キットとして購入しましたが、中井さんらしい緻密な構造に一筋縄では行かない工程を味わいました。ループをどうするかと思いきや、薄い板の「経木」を濡らして曲げます。肝心のスターターの部分も中心から少しでもずれると勢いがつきません。成功した時の喜びはひとしおでした。

 もうひとつは、ハロウィーンは終わってしまいましたが、おばけと鬼ごっこの有名なボードゲーム「ヒューゴ」。ゲームの内容を紹介したいのですが、これもやってみないと説明書だけでは理解できていないので、ひろばでぜひチャレンジしてみましょう。

◇あまりに評判なので「君の名は」を見てきました。まず背景の描写の美しさに感心。ジブリに迫るものがありました。ストーリーは身体の入れ替わりもので似た設定は見たことがありましたが、時間のずれをうまく使って構成してありました。 ほんわかと再会をにおわす終わり方も余韻が残りヒットに納得でした。  ついでに、他の短編「言の葉の庭」や「秒速5センチメートル」も見ましたが、どちらも不覚にもウルウル来てしまい、次の作品を期待してしまいます。

◇一日おもしろ学校の受付が始まっています。このひろばからも参加する子が増えてきて、いいつながりになっています。今回紹介する丸型織り機は工夫する余地がたくさんありそうで、今せっせと試作中です。この作品は草木染め毛糸で作ってみました。

◇秋にもう一回ワークショップをすることにしました。端材もたくさん貯まったので、「ビー玉迷路」を作ります。試しにボードに落とし穴を開けてみました。ちょっとおもしろい工夫ができそうですよ。もうひとつは「ミニハウス」づくり。これはパーツを組み合わせて好きな家具を工夫する好評のものづくりです。では参加をお待ちしています。   

 ◆秋の特別工作教室2◆ ●日にち 11月26日(日)
 ●午前の部 10:00〜12:00 「ビー玉迷路」   ●対象 小学校一年生以上   ●参加費 500円  
 ●午後の部 2:00〜4:00 「ミニハウス」づくり  ●対象 小学三年生以上   ●参加費 1000円
 ●もちもの 室内履きのみ ●定員 どちらも先着10名 ●申し込み方法 ひろば宛 FAXかメールで  

 ◆◆12月の予定◆◆ ・ひろば 4日(日)、18日(日) ・工房  17日(土)
   ・第52回一日おもしろ学校ごっこ  3日(土)
   
・おもちゃばこフォーラムinなごや 10日(土)