ひろば通信 17-12      

・発行 おもちゃのひろば  
・TEL&FAX 052-834-1986                                 
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   2017年11月30日(木)  

 ◆◆12月の予定◆◆ ・ひろば 3日(日) 、17日(日) ・工房  9日(土)
・一日おもしろ学校ごっこ 2日(土) ・卒業生の会 10日(日) ・相沢康夫さん積み木ショー他 16日(土)   (天白文化小劇場)

・冬休み特別工房開放日 26日(火)

◇久しぶりに明治村に行ってきました。教員時代子どもの引率で何度も行きましたが、紅葉の季節に行くのは初めて。予想以上に美しい紅葉を満喫してきました。地元の仲間が解説つきの案内もしてくれ、それもお得でした。特に見たかったのは西郷隆盛の弟が建てた洋館。東京のクラス会で訪れた資料館に、明治村に移管されたとあり、報告を頼まれていたからです。
 紅葉の中にそびえる洋館は、しゃれた作りで特に螺旋階段が際立っていました。全面洋式の作りの中で暖炉の周りだけ瀬戸焼きのタイルが貼ってあり、ご縁を感じました。弟はいつか兄といっしょに暮らしたいと設計したそうで歴史の悲哀も漂っていました。

◇明治村にはかないませんが、わが家の紅葉も見頃。最近はドウダンツツジが自慢。おもしろいことにそばのヒメヒイラギに珍しく白い花が咲き、いい対象になっています。

◇岡山の若林孝典さんをお呼びしての工作教室もとても充実した内容でした。午前中は、時計のからくりを利用したおもちゃ。ひもについた重りで人形が回転し、釣り糸がかわいくからみつきます。いつまで見ていてもあきない癒し系の作品でした。何カ所か糸をしばる場面があり、そこにいちばん苦労していました。
 午後は、人形がカタカタ落ちてくるおもちゃ。単純なしかけですが、腕の角度が微妙らしく糸のこが活躍しました。耳もアレンジしようとした作品は棒にひっかかり微調整が必要。単純ではありませんでした。木のおもちゃを作って何年にもなりますが、こうして他の作家の手際を見させてもらうといつまでも勉強になります。っていつまでやるの?

◇12月が近づくと、ひろばでのプレゼントを考える習慣になっています。これまでオーナメントが多かったのですが、今年はかわいい動物車を作ることにしました。ただ輪っかをつけただけですが、けっこう素朴な作品がたくさんできあがりました。お好きな動物をどうぞお持ちください。

◇その車をおみやげにあげた娘のダンサー仲間の合宿も無事に終わりました。名古屋公演のために前日からわが家に5人の女子がお泊まり。工房の部屋と二手に分かれてワイワイ過ごしていきました。おじさんの居場所がなく困りましたが、いろいろ使える空間だと再認識しました。

◇クリスマスの前に岡山のアーちゃんからアドヴェントカレンダーの注文が来ました。支援学級でもときどき用意したことがありますが、先に全部めくってしまったり、けんかの原因になったりするのでしばらく忘れていましたが、孫の注文では断れません。思いついたのは、ひろばにあったターシャ・テューダーのカレンダー。絵本になっていますが、コーギー犬が集うコーギー村の中に24個の扉がついているすてきな作品です。夢の助けになればとさっそく贈りました。

◇プレゼントついでに、おもしろ学校用の作品も作りました。参加者には出席カードを作り、スタンプが3つ貯まると半額なるというサービスをしています。そのカードがはさめるメモばさみです。これもたくさん動物をデザインしたので作りがいがありました。何せ全員分ですから。

◇ドラマ化された「精霊の守人」の最終章が放映されています。それに合わせて、最初から原作を読み直すことにしました。これまで同じ本をくり返して読むことはあまりしませんでしたが、おもしろい本は何度読んでもおもしろいことがよく分かりました。記憶力もかなり衰えていることが逆に功を奏して、とても新鮮な気分で読んでいます。そろそろ追いつくかな。

◇今困っているのは、来年のアートイ展。こんどのテーマは「絆」。いつもならテーマにこじつけた作品がすでにできているのですが、今回はまったく白紙。皮肉なことに「精霊の守人」のなかにもこの言葉が何回も登場しますが、作品には結びつきません。悩んだ末、よく考えてみればこの世に存在するいろいろな生き物、人間、物体すべてどこかつながっていることに気づきました。少し話が大きくなり過ぎですが、その中から切り取って形にすればいいわけです。さて、どうなりますか。

◇いろいろなところで紹介されていますが、「パパは脳研究者」をにやにやしながら読んでいます。娘の子育てを脳研究者の立場から分析しつつ、その奮闘ぶりがとてもほほえましいです。かつて長女を育てているとき、自分の言語障害の仕事に役立てようと言葉の観察記録をつけていたことを思い出します。いっしょに子育てをしている気分にさせてくれます。

◇いい映画を見ました。「人生はシネマティック」というタイトルから連想できるように映画に人生を掛けた映画人の生き様が描かれます。しかも時代は1940年のイギリスが舞台。つまり戦争のさなかに自分の映画熱を、政府のプロパガンダも利用して貫き通します。すごいの一言です。(伏見ミリオン座上映中)

◇今月は時期も時期ですので、たくさん新着おもちゃを集めました。紹介します。 ・屋根裏をめざそう・・家の中の部屋を見ながら、てっぺんの屋根裏をめざします。アイテムをうまく使って大逆転も楽しめます。 ・アミーゴバンデッド・・ドラゴンが財宝にたどりつくまでに、先にゴールしたら勝ち。途中仲間と相談し合う協力型ゲーム。 ・ナインタイル・・お題のカードのとおりに早く自分のカードを並べた人の勝ち。盛り上がりそう。 ・魔法のコマ・・回っているコマからイラストの絵を想像して当てるゲーム。感がきたえられそうです。(4つとも特別貸し出し対象作品にします。)   

◆◆2018年1月の予定◆◆ ・ひろば 21日(日) ・工房  13日(土) 27日(土)
(喪中につき、新年の挨拶を控えさせていただきます。)