ひろば通信 18-09            

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   2018年8月31日(金)  

◆◆9月の予定◆◆ ・ひろば 2日(日) 23日(日) ・工房  8日(土) 29日(土)
・組み木フェスティバルin済州島 15,16
 

◇この酷暑の夏、ひろば最大の出来事は、工房のまわりのブロック塀を解体してフェンスに付け替えたことです。隣家の土砂崩れ、ブロック塀の事故がきっかけですが、40年以上経っているので心配になり工事をしてもらいました。もっと大工事になると思いきや、二日足らずでブロックがこわされフェンスに変わりました。すっかり見通しがよくなり、緑も残っていますので、またせっせと植木を楽しみます。ただ、工事の棟梁が「昔のブロックはしっかりしているな」とつぶやいていたので、少々早まったかもしれません。

◇韓国への初海外旅行が迫ってきました。大きなスーツケースはさけたいので、いつもの山のリュックで行くつもりですが、航空券は人任せにしたところ、かなり遠回り旅行になり無事にたどりつけるか不安です。言葉も心配でスマホの翻訳アプリも用意しましたが、使う間もないかも。
 もうひとつ組み木の展示の他に、特別に合板動物のワークショップを頼まれてしまいました。おもちゃを広める立場の方たちにこんな世界もあることを紹介したいそうです。ありがたい話ですが、組み木仲間たちの反応が気になります。今そのサンプルを用意していますが、一仕事になりそうです。  
 展示作品はシンプルに、これまで作ってきた「キューブパズル」を並べることにしました。全部で13種類、けっこう作ってきたものです。最新作はふと思いついた「七福神」のキューブ。ピースが7つなので、そのままはめてみました。韓国の人に分かるかな。

◇ハーブの一種フェンネルを育てていましたが、ふと見るときれいな青虫が2匹ついていました。アゲハの幼虫とは模様がちがうので、調べたらキアゲハの幼虫でした。今年はアゲハも2匹羽化に成功しているので、またチャレンジしてみようとかごで飼うことにしました。フェルネルの葉しか食べないと思い、収穫はあきらめて、羽化にかけることにしました。すでに大きくなっていたのか、二三日葉っぱをあげると一匹ずつサナギになっていきました。さて、後は待つだけです。ところが2週間過ぎても出て来ず、少し黒ずんできたのでこれはだめかなと思ったら、これが羽化の合図でした。少し離れた隙に羽化していました。そのまま見ていればその瞬間が見られたかもしれず後悔しごく。ほぼ数時間じっとしたまま羽根を乾かしているようです。夕方になりかごの中を飛び始めたので、外に逃がしてやりました。それにしてもあの小さなサナギの中に折り畳んだ羽根が入っていることが未だに信じられません。2日後もう一匹も巣立っていき、夏の自由研究も打ち止めです。

◇飯田の人形劇フェスティバルに行ってきました。40回目の記念イベントらしく、海外の劇団もたくさん参加しており、プログラムの選択がたいへんでした。2日間、たっぷり人形劇づけで楽しい時間が過ごせました。本格的な人形劇との出会いは、昔名古屋へもどってからの「むすび座」との出会い。西遊記や悟空誕生のダイナミックな展開に娘たちともどもすっかりファンになりました。丹下さんの「トラックトラすけ」は、その後「はたらくくるまシリーズ」を作ったときのモデルにさせてもらいました。この劇団は名古屋も捨てたものじゃないと思える貴重な団体なので今後も応援していきます。

◇夏休み最後のイベントは、外国籍の子どもたちも交えた「平和フォーラム」の学習会。泊まり込みで参加している子どもたちへのものづくり授業は「ミニハウスと家具作り」。2階建ての家の中に、自分で考えた家具を並べていきます。これまでの経験から、必ず階段を作り出す子がいるので、今回はサービスに階段のキットも提供しました。とにかくこの授業は材料さえそろえてあげれば、子どもが勝手に作ってくれるので、ありがたい内容ですが、その材料の準備が半端ではありません。工房での作業はたっぷり一週間かかりました。エアコンがありがたかったです。

◇おもしろ学校でいっしょにスタッフをしている岡崎勝さんは「おそい・はやい・ひくい・たかい」の編集長も続けています。その雑誌もとうとう100号に達しました。打ち止めのうわさもありましたが、さらにバージョンアップした内容が誕生しそうです。彼が「お・は」に綴ってきた学校や教育問題を切る文章を再編集し、シリーズ化するようです。最初は「学校目線」と題し、いろいろな観点からまとめられています。どこからでも読める良本です。

◇あまり期待しないで見た「オーシャンズ8」は意外と受けました。名だたる女優陣がずらりとそろっているので、この手の映画は散漫になりがちですが、構成がうまいのでしょう。男優版のオーシャンズシリーズに負けず劣らずの内容でした。ほとんどスリルもなくあっさりと泥棒が成功してしまいますが、こころにくい演出で楽しめました。

◇私の読書の仕方は気に入った本を4,5冊同時進行で読んでいます。本当に気に入ると一冊にしぼられますが、なかなかそんな本との出会いはありません。そんなのんびりペースで読み切った本が何と「福翁自伝」。そう、あの福沢諭吉の自叙伝です。誰に薦められたか忘れてしまいましたが、その語り口の軽妙なリズム、大河ドラマの背景に結びつく彼なりの時代考証、官の誘いも受けず在野の人づくりに徹した人生と感心しながら読み切りました。

◇しばらく新着おもちゃをご無沙汰していましたが、おもしろそうなゲームを見つけたので、購入しました。名前は「アイスクール」。ペンギンのコマを指で弾いて、魚や他のペンギンをつかまえるアクションゲーム。しかも箱が入れ子式になっているので、とりだして大きなゲーム板ができあがります。6歳以上で2017年のゲーム大賞を受賞しています。

◇秋の工作教室が決まりました。講師は愛知教育大学の樋口一成さん。古いおもちゃ仲間ですが、ひろばにも彼の作品がいくつかあります。主に球がころがる原理をうまく使い独自の動きを追求しています。数年前に岡崎の子ども美術館で個展をされたときには、巨大なころがるおもちゃがずらりと並び圧倒されたものです。
 さて、メニューは今思案中ですが、日程だけお知らせします。
  ○日にち  10月20日(土) ○時間 午前の部 10:00〜12:00  低学年向き工作      
                   午後の部 2:00〜4:00    高学年向き工作        
 ◆◆10月の予定◆◆ ・ひろば  7日(日) 21日(日) ・工房  13日(土) 27日(土)
            ・秋の特別工作教室  20日(土) (詳細は後ほどお知らせします。)