ひろば通信 18-10            

・発行 おもちゃのひろば  
・TEL&FAX 052-834-1986                                 
・Email toyhiroba@mediacat.ne.jp
・HP http://toyhiroba.raindrop.jp/
   2018年9月28日(金)  

◆◆10月の予定◆◆ ・ひろば  7日(日) 21日(日)
          
・工房  13日(土) 27日(土)
           ・秋の特別工作教室  20日(土)

◇やっと暑さから解放されたと思ったら、台風に地震と油断のできない季節になってきました。ほぼその日暮らしの私は種まきやミニ畑作りに精を出すことで一日を大切にしたいと思っています。
 庭木でほとんど耕す空間もないわが家ですが、工房のまわりにフェンスができたことをきっかけに庭を整理。かろうじて一畳ほどの畑を作ってみました。ダイコン、カブ、タマネギなどに挑戦するつもりですが、プランターとはちがう感触にちょっとワクワクしています。

◇韓国に行ってきました。すぐ近くのチェジュ島なのに遠く上海経由で乗り継ぐという初心者には大冒険の旅。経験者の引率を頼りに何とか無事にやってきました。
 組み木を韓国の皆さんに紹介することが目的でしたが、おまけに頼まれた「合板動物」のワークショップの方が心配でかなり神経を減らしました。
 自分でもいい度胸だと思ったのは、説明をはじめとして片言英語でやり抜いてしまったこと。糸のこは経験者の皆さんだったので、操作は以心伝心でこなしましたが、つまずいたのは組み立ての時。子どもたちもそうですが、まっすぐに棒を打ち込むことができず、途中で折れたり、頭がつぶれたり、ひとりひとりのフォローにてんてこ舞い。もはや英語を使っている場合ではなく、ひたすらお手伝い。それでも何とか皆さん完成してかろうじて日韓交流の面子を保ちました。
 もうひとつよかったのは、フェスの遊びコーナー用に、ひろばからおもちゃを10点ほど持って行ったこと。あまり深く考えず、運びやすいものというだけで選びましたが、それが意外と受け、いつまでも遊んでいたり、工夫した遊び方を考えたり、ひろばの風景そのままでした。いいおもちゃに国境はないですね。

◇大坂なおみ選手の活躍はすごいですね。久々の明るいニュースで日本中が幸せオーラに包まれた印象でした。決勝戦のやりとりもずっと見ていましたが、全く動揺することのない彼女の意志の強さに感服です。凱旋試合では惜しい結果でしたが、それも彼女の人間らしさが表れており、今後の楽しみになりました。男子も続いてほしいですね。

◇最近、工房の見学が続きます。ちょっと意識してアトリエも整理してみました。
 組み木フェスの前には埼玉の東洋大学の学生が大挙して訪問。銀座のアートイで知り合った教授の引率でしたが、地下のひろばに降りるや「おー、すげー」と感嘆の声。ものづくりに取り組んでいる学生たちらしく、すぐおもちゃで遊びだしました。デザインのコツも伝授しましたが、いい一期一会でした。
 続いては福島の古川英樹さん。組み木フェスの帰りに寄ってくれました。付き合いは長く二回目の訪問。他の名古屋見学はあきらめ、ひろばと工房に浸りきっていました。ついでに初めての合板恐竜にも挑戦してもらい、いいおみやげになりました。
 ひろばを始めた時、この小さな空間を諸点にしておもちゃづくりや手仕事の輪を広げていきたいと目論んでいましたが、ここに来てようやくその芽が出てきたのかもしれません。

◇先日のひろばで、買い物ごっこ用の花はじきで女の子が遊んでいるのを見て、ふと先に亡くなったおもちゃ作家西井儀彦さんのことを思い出しました。牛乳パックやコルク栓を使っておもしろいおもちゃを考案されていましたが、花はじきのおもちゃも有名でした。記憶があいまいでしたが、こんな感じかなと試しに花はじきが落ちてくる作品を作ってみました。遊んでもらいながら、また改良してみます。

◇「プーと大人になった僕」は久々にジーンと来たディズニー映画です。有名なくまのプーさんと大人になったクリストフアー・ロビンとの関係が、ものすごい距離から、徐々に縮まり、やがてすっかり修復されるまでの過程に泣かされます。もう少し早く気づけよとロビンに声をかけながら、人生いつからでもやり直せると納得させられました。

◇「コンビニ人間」は芥川賞をとった村田沙耶香さんの快作。手軽な一気読みでした。コンビニを巡る人間関係とそこに生きがいを見いだす主人公の心のひだがよく伝わってきます。

◇何を思ったか「月と六ペンス」を読んでしまいました。タイトルだけは昔から知っていましたが、サマセット・モームの古典的な作品で、ご縁はないはずですが、ちらっと本屋で手に取ったら、つい引き込まれてしまいました。ある画家の風変わりな人生を追いながら、関わる人間たちとのやりとりが原田マハの世界とはまたちがって、妙に心に残ります。それが古典たる所以かもしれません。

◇秋の特別工作教室のメニューが決まりました。下記を読んでぜひ申し込みください。

■2018秋の特別工作教室  木のおもちゃをつくろう  
   講師は愛知教育大学の樋口一成さん。ひろばにもたくさんある「ころがるおもちゃ」などユニークなおもちゃをいろいろつくってみえます。  
○日時  2018年10月20日(土) 午前の部 AM 10:00〜12:00 午後の部 PM 2:00〜4:00  
○場所 工房「ひろば」(昭和区汐見町97-2)  
○内容   ◆午前の部  木の車をつくろう!            小学1年生以上  定員 10名   参加費 1000円   
     ◆午後の部  糸で操って動かす木の生きものをつくろう! 小学3年生以上  定員 10名    参加費 1000円

 












○申し込み方法 メールかFAXで「おもちゃのひろば」まで 定員になり次第締め切ります。  
     Email toyhiroba@mediacat.ne.jp FAX 052-834-1986(夜間10:00まで)
○持ち物 室内履き 作品持ち帰り袋 ○問い合わせ先 三輪(090-4231-0138)   


◆◆11月の予定◆◆ ・ひろば 4日(日) 18日(日)
          ・工房  10日(土) 24日(土)
          ・卒業生の会  11日(日)