ひろば通信 19-06             

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   2019年5月31日(金)

◆◆6月の予定◆◆
・ひろば 2日(日)、16日(日) ・工房  8日(土)、29日(土)
・一日おもしろ学校ごっこ 15日(土) ・アートイ展示会 18〜23

◇紫陽花が咲き始め、確かにこの季節がやってきましたが、5月の暑さは尋常ではなかったですね。酷暑と言われた去年の夏を上回るのではないかと今から心配です。暑さを乗り切るには体力と毎週筋トレなどにも通っていますが、試しに久しぶりの登山に挑戦してきました。行き先は岐阜の蕪山(かぶらやま)。標高1069mでとても手頃でした。車のないわが家では足は公共機関に限られるので、自ずと行き先も狭まります。
 この蕪山も登山口に着くまで2回バスを乗り継ぎます。初めびっしり植林された杉林を通りますが、「株杉」という何本かの杉が固まって生えている光景が印象的でした。かなり喘ぎながら杉林を抜けるとブナ林が見えて来て、ようやく山に来た気分になりました。ただ、頂上も近づいたのに急に下りになったりして、いやらしいじらし方でした。山頂は絶景を独り占め。全方位見晴らし抜群でした。持参したビーフカレーを作り、おいしいコーヒーを堪能して自己満足。さて、問題は下山。何度もひざを痛めているので、おっかなびっくりでしたが、けっこうアップダウンがあったせいか、筋肉痛にならず大成功でした。2年間の筋トレのおかげかな。

◇フェンスの飾りにとたくさんパンジーやビオラをハンギングでかけていましたが、この暑さと西日の強さでぐったり。一日に2回の水やりでも回復しないので、やはり避難しました。適材適所とはよく言ったものです。

◇所属している団体のワークショップで「木目込み人形」づくりを楽しみました。型を磨き、溝で区切られたところに布を押し込んでいきます。要領がつかめると、肝心なのは布選び。講師の方がたくさん用意してくれましたので、楽しく選べました。同じ型でも布の模様でまったくちがうものになってしまうことに驚きました。ほぼ3時間以上操作に没頭。自分でワークショップをすることは多いのですが、純粋に生徒になって教えてもらうのもとても心地いいと思いました。
 このワークショップも含めて、夏休みにアートピアでフェスティバルがあります。ぜひお早めに申し込みください。

◇ただいま、工房の一角でアゲハの幼虫とメダカを飼育しています。アゲハはレモンの木についたものを捕獲しました。レモンの実を育てたいので代わりにサンショウの葉でがまんしてもらっています。もうすぐサナギになって去年のように羽化を期待します。メダカの方は適度な水温になったのに、なかなか卵を生んでくれません。
 この時期は途中経過の報告が多いですが、梅の実も大きくなって来たので、もうすぐ収穫です。プランターに植えたジャガイモも黄ばんで来たので、掘るタイミングを待っています。初めてブルーベリーもたくさん実をつけています。大事にお守りしています。

◇6月はイベントが目白押しで、今その準備に工房の作業もフル回転です。法事のとき弟から「兄貴、毎日何やってるの」とまた聞かれました。この姿を見せたいものです。クラス会の手みやげには、動物のマグネットを作っています。モデルは「なかよしはこぶね号」の動物たち。オリジナルの作品を作り始めた頃の思い出の作品です。昔の作品をアレンジするのも楽しいですね。
 いちばんたいへんなのは、今度のおもしろ学校で使う「ミニハウス」の材料。家用の板に穴をあけ、丸棒で組み立てられるようにします。子どもたちが創作する家具の材料も正確に切り出さなくてはなりません。何せボンドだけで作っていきますから。そしておまけに階段の材料も用意しました。約30人分用意して、これからセッティング。 ただ、これだけ用意した分、本番では皆さん夢中で取り組んでくれますので、やりがいがあります。  後、銀座のアートイ展の仕上げも待っています。こちらは商品として値段をつけることになっていますので、別の緊張感があります。ふだん、自分の作品を商品にはしていませんが、気に入って買ってくださる方には提供しています。その金額と見合うかどうかはまったくの主観ですが、作品の価値の一面は象徴していますので、気を使います。

◇そんな作業の息抜きには、ふと読み出した大草原シリーズが活躍しています。娘が小さいとき、放映されていたテレビシリーズも欠かさず見ていましたが、しばらく間が空き、新シリーズがあることを知ってDVDを探しました。そして、原作を調べてみれば、読んだと思った岩波少年文庫の前に福音館のものがあり、全部で9冊の大作だったことが分かりました。今、最初の「大きな森の小さな家」から読み直してテレビのシリーズもネットで全部見られることが分かりましたので、じっくり見直しています。
 この話、最初の頃は、引っ越す度に家も作ってしまうし、狩りでしとめた動物たちは薫製にするし、毛皮も帽子や服に仕上げてしまうし、キルトでシーツも作るしで、手づくり満載の生活が綴られます。ほんの少し似た様なものづくりをしているわが身には、とても刺激的な作品でバイブルになりそうです。もう少し実際を調べようと作者ローラ・インガルスの生涯の本も購入しましたので、また報告します。

◇10連休に開いた機織り教室ですが、仕上がったタータンチェック模様の布が何か作品にできないかと工房の常連さんに相談したところ、かわいい小物入れを試作してくれました。針仕事が得意の方はうらやましいですね。いくつか注文しようかな。

◇ひろばのおもちゃも30才になろうとしているので、メンテナンスが必要になってきました。これはゴムを替えただけですが、スムーズにコマが飛ぶようになりました。名称は「スーパーボーラー」。コマを弾いて前の板を回転させます。
 小黒三郎さんの平面パズルもまた作りました。これで糸のこの練習をしていました。

◇新聞記事で見た原爆批判の紙芝居を購入しました。企画したのはアメリカの詩人。丸木位里・俊夫婦の有名な「原爆の図」に衝撃を受け、子どもたちの原爆のことを伝えるために黒猫が語る紙芝居の物語に仕上げました。(童心社)静かな文章が原爆の悲惨な事実を語ります。誰かの肉声で聞きたいものです。  



◆◆7月の予定◆◆
・ひろば 7日(日)、21日(日)
・工房  13日(土)
・アートピア子どもワークショップフェスティバル 27日(土) 栄・ナディアパーク