ひろば通信 19-05             

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   2019年5月2日(火)

 ◆◆5月の予定◆◆ ・ひろば 5日(日)、19日(日) ・工房 25日(土)
              (おもしろ学校の受付は5月1日から始まります。)

◇いい季節になりました。先月まで枯葉がこびりつき、さては枯れてしまったかと心配した大きなミズナラも、いつのまにかきれいに新緑に衣替え。何とこの木はアパート時代に近所で拾って来たドングリから育てたもの。ですからたぶん30才以上になります。昭和、平成、令和とひろばとともに歩んでいます。ここのご神木になりそうです。
 他の花もいちだんと元気。今年はだめかなと思ったタケノコもすでに6本収穫。またタケノコご飯を楽しんでいます。クンシランも咲き、紫陽花がつぼみをつけ、昨年久しぶりに咲いてくれたアガバンサスが育つのを待っています。
 フェンスが新しくなったので、今年はゴーヤを育てる予定。野菜を育てるにはところ狭しですが、わずかでも収穫したものを食するのは格別なので、いろいろ工夫しています。

◇巷では10連休とかでお出かけモードのようですが、毎日が連休のわが身はいつもと変わりません。ただこの連休を使い、綾織りの機織り教室を企画しました。この織り方は初めての試みなので、毎回定員5名にしぼりましたが、皆さん何とかチャレンジしてくれましたのでホッとしています。コースターに始まり、花瓶敷き、テーブルマット、マフラーとだんだん長くなる作品を用意しましたが、肝心なのは「綾織り」のしかけとタータンチェックになる模様のパターン。それぞれ8通りくらいのパターンを用意しましたが、慣れて来たらぜひオリジナルの模様を考えてほしいと思います。たぶん、組み合わせは無限にあると思いますので。
 どの回も2時間を目安に設定しましたが、皆さんよく集中していました。たて糸をセットして、しかけを作るところまででほぼ一時間。織るコツをつかんで、チェック模様が出てくるとがぜんやる気になるようです。ただ、何カ所か通しづらいところがあったので、まだまだ改良する余地がありそうです。今回都合で参加できなかった声も聞きましたので、また企画したいと思います。

◇山登りの前にまず足慣らしをかねて、自転車ツアーをしました。目的地は東海市の大池公園。片道ほぼ16キロでちょうでいい距離でした。中を散歩しましたが、意外と広くウォーキングにもぴったり。帰りは寄り道したので、のべ42キロ。まさにフルマラソンコースでした。時間も2時間ちょっとだったので、マラソンランナーの速さに改めて感心しました。

◇枯れ葉や枯れ枝がたまると、ガーデンシュレッダーを使い粉砕して堆肥作りに役立てていましたが、10年くらい酷使してついに故障。粗大ゴミで引き取ってもらいましたが、機械がなくなるとやけにすっきりしました。どうも機械に頼り過ぎていたようです。枯れ葉などじっくり貯めておけば半年くらいで自然に腐葉土に変身します。時間の節約だとかよけいなことを考えず、自然の経過に任せておけばいいこともあるとひとつ学びました。

◇新しい生きものを作る機会がなかなかないのですが、時々BSのワイルドライフを見ていると興味を引く動物が出て来て、ついデザインをすることがあります。合板の部品の組み合わせというパターンでほとんどの生きものができると確信していますので、今回も軽くチャレンジしてみました。大きなくちばしが特長のパフィンという鳥とゾウアザラシです。鼻の形がこっけいですが、本人たちには子孫誕生がかかっているので真剣にデザインしてみました。こんな作品もだいぶ貯まって来たので、今年の夏の糸のこ教室のメニューに使うことにしました。

◇こどもの日にちなんで、百町森からまとめておもちゃを購入しました。ひとつはネフの新しい積み木「リトス」。ネフ定番サイズ25ミリでできていますので、キュービクスなどと組み合わせて遊べます。それにしてもいいデザインですね。
 もうひとつは、伝統的なゲーム「マンカラ」。2人対戦ゲームなので、またおじさんがえじきにされそうです。
 おまけは、やさしいカードゲーム「NANU?」 フタに隠れたカードの絵が当たれば、もらえます。
 このくらいがおじさんにはちょうどいいかも。

◇松岡享子さんの講演会に行ってきました。子どもの本に関心のある方たちが大集合して超満員でしたが、それに見合うお話が聞けました。貧しかった子ども時代が実は貴重な体験が山積みの環境だったこと、ひとりでいることでじっくり考える時間が持てること、ゲーム漬けで脳や心に病を抱えることの危険性、子どもを本当に理解する人がそばにいてくれることの大事さ、幼き時の記憶や体験は知らずにその人を作り上げていること等々、含蓄ある言葉が満載でした。今、彼女に勧められた本を2冊読んでいます。

◇「ROMA」は余韻の残る映画でした。アカデミー外国映画賞を取るのが充分納得できました。主人公の家政婦をはじめ、たんたんと人生をまじめに生きている姿を小さなエピソードを交えながら描いていきます。モノクロの画面がよけいにその雰囲気を盛り上げていました。
 「こどもしょくどう」も心に残る映画でした。今こんなに広がっているということは、その境遇にある子どもたちが現実にたくさんいるということ。この映画では、訳ありの子どもたちにさりげなく食を提供する家族が描かれ、この運動のはしりを描いています。で、私たちは何をすれば・・。

◇ジブリのシネマコミックが続きます。こんどは「かぐや姫の物語」。姫の犯した罪と罰の解釈で話題になりましたが、セリフをじっくり読むと何となく伝わってきました。その解釈も含めて、鈴木敏夫のインタビューエッセイ「風に吹かれて」は聞き手の渋谷陽一が手際よくつっこみ、鈴木プロデューサーの本音を引き出していますので、一読お薦めです。

◇絵本も2冊紹介します。「そのこ」はガーナのカカオ農場ではたらく子どもたちについて谷川俊太郎が悲しいことばを綴ります。「ベビーレボルーション」は浅井健一のバンドでの曲を絵本にしたもの。LOVE&PEACEが主題。2冊とも正面から向かいたい本です。

◆◆6月の予定◆◆
・ひろば 2日(日)、16日(日)
・工房  8日(土)、29日(土)
・一日おもしろ学校ごっこ 15日(土)
・アートイ展示会 18〜23