ひろば通信 19-07             

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   2019年7月1日(月)

◆◆7月の予定◆◆
・ひろば 7日(日)、21日(日)  ・工房  13日(土)
・アートピア子どもワークショップフェスティバル 27日(土) 栄・ナディアパーク


◇今年はアオムシのかわりにパンジーやビオラにむらがる「ツマグロヒョウモン」の幼虫をたくさん育てました。少しグロテスクですが、せっせと剪定したパンジーを与えているとわりと早くサナギになって、かごにぶらがります。その数約20匹。数週間経つと毎日のように羽化してにぎやかに飛んでいきました。

◇ミニトマトは順調に収穫できていますが、キュウリやナスはなかなか実が大きくならず、野菜は思うようになりません。そもそも野菜嫌いがばれているのかな。
 よかったのは、梅がけっこう収穫できたので、いつもの「簡単梅干し」以外に、カリカリ梅を3種作ってみました。塩漬けに砂糖漬け、醤油漬けと3週間くらいで試食してみたら、意外といけました。おかげでつまみが一品増えました。ただ、梅を割って種を出して漬けるので、それが大騒動でした。誰か簡単な方法をご存じないですか。

◇銀座のアートイ展も今年で16回目。友人たちとふとしたきっかけでちょっと変わったイベントをやってみようかと気楽に始めましたが、よく続いたものです。場所が場所だけに改まった気持ちになりますが、東京オリンピックをはさんで、もうしばらく同じ会場でできるそうです。そして区切りが来るかもしれません。
 会期中2回も上京したので、しばらく時差ぼけ気分だったのは非日常空間に浸っていたせいか。 東京で暮らしていたこともあり、会場でなつかしい面々に会うことがよくあります。中にはこちらの工房やひろばの常連さんが、たまたま会場に来てくれることもあり、ここはどこと妙な気持ちにもなります。
 今回の作品はわりと早くまとまったので、どうやったらうまく遊んでくれるか、そのレイアウトをゆっくり考えていました。メインは3体の竜でそれはモビールにしてありますが、見るだけの作品。残りの新しいビー玉おもちゃを遊びやすく配置してみました。小さなビー玉おもちゃもすべてゲームっぽく遊べるようにしたので、前の作品を買った人から取り替えてほしいわと言われてしまいました。
 このイベントで毎年感心するのは、コマ博士の石川さん。ふだんは大学の先生ですが、このイベントのために、毎回来場者に無料のプレゼントを用意されます。昨年はストローのギザギザを利用したガリガリとんぼ、今年は厚紙に切れ込みを入れて、折り曲げればコマになるセット。その手間を考えると気が遠くなりますが、簡単ですよと軽くおっしゃります。たぶん、そんな作業がものすごく楽しいのでしょうね。ちょっと分かる気がします。  会場でもっとも気に入ったのは、人形作家の原さんのコーナー。それぞれの人形もかわいいですが、今回は仕事部屋をアレンジして展示されていました。その空間が落ち着くこと。ものづくりのエッセンスが漂っていました。

◇新幹線の中も含めて、2冊の本に浸っていました。ひとつは娘から借りた宮部みゆきの時代劇ミステリー「この世の春上下巻」。ある藩の若殿が幼き頃のつらい体験が元で精神を苛まれ、座敷牢に住まうことになります。その周辺や人間関係を巡る話が独特のタッチで綴られ、読ませてくれます。
  もうひとつは先月から続いている「大草原シリーズ」。9册のうち、最初の4册をそろえ直し、読み切ったので、続きの昔の本を読み直そうとしたら、翻訳の仕方にひっかかって、結局新訳本に買い直し。翻訳でつまづいたのは初めてですが、本はやっぱり語調も大事ですね。
 「大草原」で感動するのは、皆よく働くこと。一から家も建ててしまうのですから、当然といえば当然でしょうが、家具から食料からほとんど手づくりでそろえていきます。そして少し落ち着いたと思ったらまた次の土地へ。娘たちも大きくなるにつれ、自分の仕事をこなします。町に近い所では学校にも通いますが、仕事が優先。それでも聖書をはじめとして、家庭での学習も怠りません。

 古きよきアメリカを絵に描いたような話が続きますが、何にでも挑戦していくローラ一家の生き方にとても刺激を受けるので、読み進めています。  話にもよく出てくる薫製づくりやパン焼きなど、工房の生活とかぶることもうれしいのですが、手づくりの家具で、ロッキングチェアを作る場面があり、試しに自分でも作ってみることにしました。作品例が本に出ていたので参考にしながら、ベースは何と自分のおもちゃ。昔「魔女の館」を作った時のいすも参考にしました。
 ある程度図面ができたら、後は物置の木材をチョイスして現物でサイズを合わせていきました。いすとしての強度を考えると木材の組み合わせが問題。一応木ネジで締めるようにして、組み立て式にしてみました。形はでき上がりましたが、締め方が弱いのか、左右にきしむし、座り心地もいまひとつ。簡単には行きませんでした。

◇大勢集まってくれた「一日おもしろ学校ごっこ」も無事に終了しました。定員オーバーだった低学年も授業を堪能したらしく、家にかえっても「よるのおもちゃ?」で楽しんでいたそうです。
 私の「ミニハウス」の授業もこれまでになく、傑作ぞろいでした。オーソドックスな建物があるかと思えば、屋根の上に飛行機が並んだり、ヘリポート付きの家が現れたり、子どもの自由さに脱帽でした。気になったのは工房の常連さんがなかなかでき上がらなかったこと。余裕で完成するかと予想していたら、遅々として進まず。つい声かけも遠慮してしまいましたが、翌日完成写真が送られてきました。何と天井無しの吹き抜け作り。まったくオリジナルな家ができ上がっていました。あの時間その構想を練っていたのかと思うと、大人のことばかけの難しさを痛感しました。

◇買い置きしておいた簡単なカードゲームを紹介します。めくられた模様カードとあっていると思う動物カードを早く置いたら、模様カードがもらえます。小さい子でも遊べますよ。「はやくはやく」という名称。


◎今月は夏休み前なので、特別貸し出し、通常の2倍貸し出しますので、ご利用ください。   

  ◆◆8月の予定◆◆ ・夏休み特別工房開放日 24日(土)25日(日)
・南図書館糸のこ教室 3日(土) 午前の部 ビー玉迷路   午後の部 組み立て動物&恐竜
 
(問い合わせは南図書館052-821-1732へ)