ひろば通信 20-12             

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    2020年11月30日(月)


◆◆12月の予定◆◆ ・ひろば 6日(日)、20日(日)
・工房 12日(土)、26日(土)  ・一日おもしろ学校ごっこ 5日(土)


◇特別な年が閉じようとしています。特別で終わってくれればいいのですが、油断できない状況のようです。こういう時いかにこれまでの日常のリズムを変えずに過ごすことができるか、自分に課していましたが、すっかり飲み込まれてしまいました。年明けをきっかけに今一度これから何ができるかじっくり考えてみようと思います。
 そんな気持ちの表れか、急に蔵書の処分を思いつきました。本棚に眠っていた小説の単行本、学生時代大事にしていた教育哲学書、言語学をかじっていた時そろえた専門書など、ヘタに売れば二束三文になる本の引き取り先を探しました。幸いそこはネット環境が活躍します。教育哲学書はある大学の研究室へ、専門書はその手の取扱店へと一応快くもらわれていきました。残った書物のタイトルを眺めながら、ほとんど詳しい中味は忘れていますが、自分の脳内の一部を作っていてくれたのだなと改めて愛おしくなりました。

◇今月開く「おもしろ学校」ですが、先月1日から受付。何と初日で低学年のクラスは定員に達してしまいました。いつもの半数にしてあるとはいえ、この反響にはびっくりでした。一回休んだだけですが、待っていてくれたのですね。こちらも身が引き締まりますが、とにかく無事に開催できることを祈っています。

◇クリスマスの準備も整いました。玄関のアイビーにはナンテンの赤をそえて、ジャンボクリスマスリース風にアレンジ。外の木には、オーナメントを飾り、雪の結晶も並べました。ひろばの入り口はいつもツリーを置きますが、今年は春に作ったサンタとトナカイもいっしょに置きました。
 ひろばのプレゼントにはそのオーナメントからチョイスしてたくさん用意しましたので、おうちのツリー飾りにお使いください。
 悩むのは孫のアーちゃんへのプレゼント。一応絵本か児童書を毎年贈っていますが、すでに高校生になっていますので、好みが分かりません。読書好きだった母親に似ず、活字は苦手らしいのでよけいに困ります。でもそこは彼女を信じて偶然新聞で見つけた本に決めました。「クリスマスを救った女の子」というタイトル。ストーリーは両親を亡くしたイギリスの小さな女の子が、ひどい施設に預けられますが、めげずにサンタクロースと協力してすてきなクリスマスを迎えるという元気の出るお話。夢見る高校生でいてほしいという願いを込めてプレゼントします。(アーちゃんが通信を読んでいないことを願って)

◇夕方時々、工房の前のウッドデッキでハイボールを楽しんでいます。少し寒くなってきたので、最近流行のたき火をやりたいなとソロキャンプ用のたき火セットを買いました。燃やすものは工作の残りがたくさんありますので、事欠きません。景気よく燃やして炎を楽しんでいましたら、ご近所の方が心配して尋ねて来られました。確かに今はたき火は禁じられていますので、軽率でした。
 このセット、薫製用のスモークウッドを置けば、ミニ薫製機にもなることを発見。新しい楽しみが増えました。

◇登山からだいぶ遠ざかっているので、今度こそ行きたいと思っていた恵那山に挑戦することにしました。ネックは駅から登山口までタクシーしかないこと。それでも50分くらいかかります。それではと駅まで自転車を輪行して、登山口まで走ることを計画してみました。組み立ては慣れてきてスムースでしたが、問題は道行き。予想されることでしたが、ゆるやかな上り道が延々と続き、おまけに上天気過ぎて途中でダウン。すぐにもどるのは悔しいので行けるところまで走り、近くの恵那神社に目的地を変更。ここも坂の上でしたが、こんもりとした杉林の中に巨木の夫婦杉に囲まれた静かな神社でした。

◇自転車続きで、東山動植物園の紅葉が見頃というニュースを聞き、勇んで走ってみました。落ち葉を踏みしめながら、うちの庭とあまり違わないなと思いながら上の方まで歩いてみましたが、びっくりするような景色は見当たらずがっかり。桜や梅の木が何種類も植えてあるので、やはり春がいいかもしれません。紅葉はわが家の近辺でがまんします。

◇毎朝の仕事のひとつが落ち葉履き。たまった落ち葉はかごに貯めて堆肥にします。そんな折り、珍しい種が落ちているので、どこか遠くから飛んで来たのかなと図鑑で調べてみれば、わが家に生えているイロハモミジの種と判明。ちょっと恥ずかったです。プロペラのようにくるくる回って落ちてきますので、楽しいですね。 (郵送の方に種を同封しましたので、遊んでみてください。)

◇先月は自粛した訳ではないのですが、BSの映画鑑賞月間でした。何度も見た映画ばかりですが、いいものは何度でもいいですね。「アパートの鍵貸します」ジャック・レモンの軽快さが恋愛を押し切ります。「ショーシャンクの空に」あの主人公、他の映画でも見たいな。「おしゃれ泥棒」「シャレード」ときどき話が混乱してきますが、ヘップバーンの美しさにどちらも癒されます。

◇文庫本読書も進んでいます。「猫のお告げは樹の下で」(青山美智子著・宝島社)とある神社に悩みを抱えたいろいろな人物が訪れ、そこの猫からキーワードになる言葉がかかれたお告げをもらいます。どの短編もほっこりします。「図書室で暮らしたい」(辻村深月著・講談社)辻村さんのエッセイです。ミステリー入門になります。「自閉症の僕が生きていく風景」(東田直樹著・角川文庫)・・・僕はありのままの自分を愛してくれる人を心から愛しています。僕の自分を見つめる旅が始まりました。
 彼の言葉をもう少し早くじっくり聞いていれば自分の支援教育ももっと実りあるものになったかもしれません。

◇名古屋市内の木のおもちゃ屋さんは、閉店したり、縮小したりとさびしいですが、刈谷にいい店があると聞き、サイクリングを兼ねて訪ねてみることにしました。片道ほぼ一時間半、けっこうな距離でいい運動になりましたが、こじんまりとしたうわさ通りの店でした。感心したのは、崇拝する佐々木正美さんの本がそろえられていたこと。講演も企画されたそうです。店内にはおもちゃやボードゲームがぎっしり。目新しいものもたくさんありましたので、ひろば用に選んできました。

◇新着おもちゃを紹介します。
・「クラック」色とシンボルサイコロをふって、該当する丸いディスクを早く集めます。磁石になっているので片手でどんどん積んでいきます。はげしい競争になるので、数を決めた方がいいかも。ハリガリの新シリーズです。
・「きらめく財宝」パパドラゴンが溶かした氷の輪っかを外すと宝石がパラパラ落ちてきます。自分が選んだ宝石と同じ色をちびドラゴンはもらえます。輪っかがなくなるまでにたくさん宝石を集めたちびドラゴンの勝ちになります。  両方とも最初のひろばでお試し、2回目のひろばで貸し出すことにします。  そして、クリスマス前なので貸し出しは多めにどうぞ。     

 
◆◆2021年1月の予定◆◆ ・ひろば 10日(日)、24日(日)
・工房  16日(土)、30日(土)  
  
では、皆さん楽しいクリスマスとよいお年を!!  来年もお待ちしています。