ひろば通信 21-01             

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    2021年1月4日(月)


◆◆2021年1月の予定◆◆ ・ひろば 10日(日)、24日(日)
             ・工房  16日(土)、30日(土)

Happy New Year !  今年もよろしくお願いします。 nenga おもちゃのひろばからウシ科の動物を集めてみました。 2020私のベストテン
○映画 「フランケンシュタイン」「ドキュメント新聞記者」「ナウシカ歌舞伎」
「野生の呼び声」「1917」「ビッグリトルファーム」「スペシャルズ」「浅田家」「クールの誕生」「アイヌモシリ」
○本「十二国記」「八咫烏シリーズ」「風神雷神」「熱源」「思い出の修理工場」
「たゆたえども沈まず」「朝が来る」「キップをなくして」「銀河鉄道の父」「はじまりの木」

◇型通り大掃除を終え、静かな新年を迎えています。昨年は大変な一年でしたが、まだ状況は大きな変化を見せてはいません。延期になったいくつかのイベントが果たして今年できるか、神のみぞ知る心境ですが、好転を信じて準備するしかないですね。

◇昨年お流れになったイベントがたくさんありましたが、かろうじて12月の「おもしろ学校ごっこ」だけは何とか開催することができました。いつもだと当日欠席の方が出るのですが、この日は全員参加。参加者の意気もあがっていたようです。
 私のものづくりは「流れる万華鏡」でしたが、慎重に準備したせいか時間内に全員完成することができました。反省点は外枠をマスキングテープで張り合わせましたが、粘着力が弱く苦労したこと。あくまで飾り用でした。シロップカップで作ったロートがとても役立ち、誰も粉をこぼしませんでした。きれいな模様の出現に満足げな顔が印象的でした。

◇結局正月は誰も帰省しないことになり、せめてクリスマスプレゼントになればと、「ペーパーナイフ」に挑戦してみました。硬い板もいくつかストックしてあるので薄く切り出し、糸のこで形を取ったら後はナイフの刃づくり。これはサンダーという機械で削りだします。意外と手軽にできたので、余分に作ってみました。ケースも用意したらおしゃれなプレゼントになりました。工房でも挑戦できますよ。

◇元旦が誕生日の孫のアーちゃんも高校生。プレゼントに悩みますが、何とか手づくりにこだわっています。今年はスマホスピーカーにしてみました。これは以前長野の小松つよしさんから図面をいただいて試作したことがあるもの。当時のサイズは小さかったので、図面を引き直して仕上げました。
 彼は有名な音響メーカーの構造を真似てデザインしたらしく、かなり音が大きくなります。しかも中からヘビが出てきますので、お釈迦様もびっくりです。孫にも好評でした。

◇前から気になっていた工作キット「坂上がり貯金箱」を作ってみました。コインが段々昇っていくというからくりで、デザインはおもちゃ仲間の中井秀樹さん。彼らしい緻密な構造で、1ミリでも狂うと不具合が出ます。購入者の評価も賛否両論ありましたから、苦労したのでしょう。案の定私もつまずいて、微調整のくり返し。作り手としてはこの時間が至福なのです。6月には彼らと銀座のアートイ展に集合するはずですが、実現できることを祈ります。

◇暮れになるとキッチンが大活躍します。クリスマスには定番のローストチキンと、今年はケーキの変わりになる「クリスシュトレン」というドイツのクリスマス用のパンに挑戦しました。砂糖が多めに入ってやや甘いですが、ワインにもとても合いました。例の古いオーブンが未だに役立っています。チーズフォンジュに合わせるバケットも焼きましたが、これは少し焼き過ぎて歯ごたえありありでした。
 年末にはおせち用にローストビーフも焼きます。せっかく奮発しているので、クックパットを探りまくり、いちばん納得できた方法を見つけました。 それは焼き目を付けてから、高温で蒸らすやり方。やっとかみやすいローストビーフができました。

◇「アイヌモシリ」はいい映画でした。最近はアイヌの復権運動が見直されていますが、もっと静かなトーンでアイヌ文化の心髄に触れていました。「イオマンテ」という熊送りの行事を中心にアイヌの少年の悩み、成長をていねいに描いています。  私も少年時代にたぶんテレビドラマで見ていた「コタンの口笛」という作品がとても記憶に残っていて、熊送りのつらいシーンをよく覚えています。もういちど原作を探してみます。

◇アイヌ関連で、絵本「シマフクロウとサケ」を購入しました。作者は古布絵作家としてアイヌ文化の継承活動をしている宇梶静江さん。(俳優の宇梶剛士さんの母)シマフクロウを村の守り神としてあがめるアイヌの神話が素朴な布絵と刺繍で表現されています。

◇ついに「鬼滅の刃」を見てきました。ジブリファンとしては一位を抜かれたさびしさはありますが、その評判に乗っかってみました。一応テレビアニメもスマホで何回か見て予習はしましたが、必要なかったかもしれません。炭次郎の健気さ、ねずこの意外な強さ、それぞれの家族を思う気持ち等がすさまじいアクションの合間に織り込まれていて、評判に素直に納得でした。たぶんシリーズ化されて、スターウォーズのように何作もできる予感がします。

◇「ヒトラーに盗られたウサギ」は将来世界的な絵本作家になるユダヤの少女の実体験が基になっています。テレビで「シンドラーのリスト」を見たばかりでしたので、つらいシーンが一杯かと思いきや、それは見る側の想像に任せられ、亡命で友情を断ち切られる少女の心情が中心でとてもホッとする映画でした。

◇年末に放映された宮崎吾郎監督の「アーヤと魔女」は期待はずれでした。CGを駆使した新しい手法で今までにない映像でしたが、アーヤが魔女たちを翻弄しつつどうしたいのかしっかり伝わってきませんでした。監督業を決めた吾郎君に次回作を期待しましょう。

◇新しい長編のシリーズを見つけました。ひとつは「十二国記」の作者小野不由美のデビュー作「ゴーストハント1,2」。学校や古民家に取りついた悪霊を取り払ういろいろな立場の人物がユーモラスに描かれています。もうひとつは沢村凛の「ソナンと空人」。退廃した人生を送っていた青年が別世界に送られ孤軍奮闘します。どこへ行き着くか楽しみです。

◇新着おもちゃを紹介します。たくさんあるひろばのボードゲームもやはり人気は「ラビリンス」。いくつか違う種類がそろっていますが、新作のラビリンスで「3Dラビリンス」を購入しました。同じように宝物をさがしますが、いつもの迷路に加えて、段差のあるタワーの上を歩きます。その準備がいるので、ひろばまでに用意しておきますね。

◇新年ですので、お年玉変わりに今年も福引きを行います。以前紹介したおもちゃ情報冊子「きんとうん」のおまけパズルがたくさん貯まっていますので、景品にしました。ただ、どれもかなり高度なパズルなので、ご家族で悩んでください。    

◆◆2月の予定◆◆
・ひろば 7日(日)、21日(日) ・工房 13日(土)、27日(土)
・南図書館工作教室 6日(土)   午前の部 機織り入門 午後の部 格子織り   
 問い合わせ 南図書館 TEL 052-821-1732