ひろば通信 22-01             

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    2022年1月4日(火)

        
 ◆◆1月の予定◆◆
・ひろば 9日(日)、23日(日)
・工房 15日(土)、29日(土)

◇今年もよろしくお願いします。例年になく寒い幕開けで身も凍りますが、ぼちぼち始動していきます。  その前に昨年を振り返ってみます。
■ 2021年の記憶
・生まれた生きものたち  ウミガメ、ヨシキリザメ、クロノサウルス、クズリ
・私のベストテン
映画 「すばらしき世界」「ブータン山の学校」「ファーザー」「キネマの神様」「ドライブインマイカー」「ミナマタ」「屋根の上に吹く風は」「ほんとうのピノッキオ」「グンタ」「梅切らぬバカ」
本 「凍ったくじら」「ロボットインザガーデン他」「ゴーストハンター」「ドミノ」「ひと」「それでも日本人は戦争をえらんだ」「青空を逃げる」「国境なき医師団」「ライラの冒険」「ドリトル先生航海記」

 昨年は予定していたイベントがままならぬ状況が続いたので、またまた映画と読書に明け暮れました。映画はのべ52本以上、本は24冊くらいで大した数字ではありませんが、その瞬間別世界に浸れるひとときを楽しんでいます。映画に加えて年末にはWOWOWドラマで「ソロモンの偽証」と「異邦人(いりびと)」のシリーズがあり、ていねいなドラマ構成に感心しました。オタクもいいものですね。
◇「一日おもしろ学校ごっこ」も何とか開催できました。定員も半分、時間も半日という変則開催でしたが、参加者の熱意もあり充実したイベントになりました。私のものづくりは予想通り時間が足らず、低学年の迷路コースは自宅に持ち越し、ビー玉万華鏡はぎりぎりの仕上がりでいいお土産になりました。さて、次回は6月の予定ですが、通常の開催になることを願うばかりです。
◇昨年知人から木材をたくさんもらいましたが、その中にバルサ材という軽い材があり、使い道をいろいろ考えていました。前に紹介したからくり作品の人形などにも利用しましたが、ふと思いついて、ジムのマッサージにつかう道具に応用してみました。模型飛行機の翼にも使う軽い材ですが、角材にすると意外と重さに耐えそうだったので、角材を張り合わせて板にして円盤を切り出し、写真のような構造にしてみました。実際には塩ビ材などで製品になっていますが、つれに試してもらったところ好評だったので、ジムにも持って行きご披露。木製の自家製の道具を持って来た人ははじめてということで、ちょっと驚かれました。思わぬところで木工が役立ちました。
◇年末はガラス窓拭きを中心としたお決まりの大掃除をし、アフターファイブ用のつまみも薫製でたくさん作ってのんびりしていたところ、連れの悲鳴が轟きます。急いで外に出れば炎が立ち上り、ボヤどころではありませんでした。場所はいつも落ち葉を集めて堆肥の準備をしているビール箱。実はその直前に落ち葉の上に薫製で灰になった残りをかぶせていました。消えていたと思った灰に残り火があったらしく枯れ葉が燃え上がったようです。何杯も水をかけてようやく鎮火しましたが、2階の網戸も破れかかっていましたので、もう少し発見が遅れたらと思うとぞっとします。反省すれば切りがありませんが、火事の恐ろしさをまざまざと体験しました。皆さんもお気をつけ下さい。
◇そんなわけで、ふだんはタモリのまねをして年頭のモットーなど持たないのですが、今年はふたつ考えました。
・想像力を働かせる。
・一歩先を考える。  チコちゃんにも叱られそうですが、もう少ししゃんとした最終章を迎えたいものです。
◇年明けからいい映画を見ました。まず、恒例の元旦映画は「キングスマン」。すでに3作目ですが、毎回スカットするアクションと嫌みのないコミカルな展開で好印象なのですが、今回の作品はそのキングスマンというスパイ集団発足のエピソード。 第一次世界大戦を背景に実話を盛り込んだシリアスな内容。戦争のシーンも生々しくちょっとちがう印象でしたが、おもしろく練ってありました。
 続いては「ジョン・コルトレーン」のドキュメント映画。コルトレーンを聞き始めたのは学生時代ですが、フォークソングからいきなりジャズの世界にハマり、ひたすら追いかけていたのは彼の演奏。すでに40歳で亡くなっており、レコードでしか味わえませんでしたが、聞くたびにずっしりしたものを感じていました。ドキュメントでは彼がマイルス・デイビスに見いだされ、評価されていたのに大麻に溺れついに解雇。しかし、そこから自力で麻薬の誘惑を克服する精神力の強さを家族が語ります。ジャズは自分自身だと豪語する自信につながっていきます。彼の生涯は岩波新書で詳細に記されていますが、映画では友人や家族の言葉が彼の人間性、いや人間を超えている姿を明らかにしてくれました。秀作です。
◇「リエゾン」という漫画を紹介します。ヤングケアラーの問題が話題になったとき、新聞に紹介されていた本で、漫画でこうした複雑な問題をどのように表現しているか半信半疑で読み始めましたが、何のよくまとめてあります。しかも、虐待、不登校、親子関係、非行等々と話題も多岐に渡り展開されます。本人も発達障害をかかえた研修医の言葉を借りて読者に語りかけてきます。現役時代少し関わりを持った内容もあり、つい涙腺が緩みます。
◇今年もこの時期だけ野鳥のレストランを開店しています。ほとんどメジロとスズメだけですが、(ときどきヒヨドリが乱入)仲よく(争って?)えさをついばむシーンはこちらが癒されます。なぜかスズメも数が減っていると聞きますので、多少自然保護に役立っているかな。
◇ひろば常連の方から、おもしろい紙パズルをいただきました。ひたすら折って課題の模様ができたらクリア。幼稚園レベルから天才までグレードアプしていきます。もう少しで中学生になれますので、それまで貸し出しは少々お待ちください。
◇まもなく「ひろば」と「工房」も32年目に入り、前から30周年を記念した個展を開こうと予定していましたが、このコロナのためにいろいろなイベントも延期になり、それどころではなくなりました。別に区切りが悪くても、状況が落ち着きましたら、改めてじっくり披露したいと思いますので、それまで気長にお待ちください。
 加えてお願いですが、毎月この通信を綴っていますが、内容がとても偏って来ています(笑)。よかったら、皆さんの日頃の話題や提供したいことがありましたら、通信に載せませんか。ペンネームでもかまいません。メールで送っていただけると幸いです。締め切りはありません。
◇今月のひろばでも、ビー玉福引きマシーンによるプレゼントを用意しています。何が当たるかお楽しみに。    

◆◆2月の予定◆◆
・ひろば 6日(日)、20日(日) ・工房 12日(土)、27日(日)* (注)*変更しました。
・南図書館工作教室 19日(土) (午前 機織り入門 午後 テーブルマット)